03.20
多治見市学習館で防災講座
3月8日(金)、岐阜県多治見市で妊婦さんや乳幼児の子ども連れの方を対象に、防災講座を行いました。
テーマは「備え」についてです。
大きな災害が起こった後、乳幼児用品や女性用品が足りないということが起こりがちです。行政の備蓄は、市民全員分が用意されているものではないですし、支援物資もすぐに届くとは限りません。また、アレルギーや持病のある人などは、その種類もいろいろあるため、個別に対応できないことが多いです。だからこそ、家庭ごとに自分たちに必要なものを必要なだけ備蓄しておくことが大切です。
さらに、備えというのは物を備蓄しておくことだけではありません。子どもはあっという間に成長します。乳幼児の頃は、周りの大人が守ってあげないといけないですが、成長すれば自分自身で命を守れるように学んでいく必要があります。このような防災知識を身につけることも備えのひとつです。今回参加していた方は乳幼児連れが多かったので、まだぴんと来ないかもしれませんが、「ダンゴムシのポーズ」から始めようということで、みんなでやってみました。
お楽しみは防災食の試食です。
防災食のアレンジや、パッククッキングの方法など、初めて知った方もいたようです。時には家族みんなで、アウトドア感覚で試してみると良いです。
小さなお子さん連れの講座でしたが、最後にはたくさんの質問も出て、皆さんが自分事に捉えながら参加していただけたことがうれしかったです。
会場となった多治見市学習館は、図書館や市民活動交流支援センターなどもある複合施設ですが、この日は全館あげて防災をテーマに展示などをしていました。図書館では、講座を受講した親子に合う防災の本などを紹介してくれ、市民活動交流支援センターでは、「災害時のトイレ」をテーマに展示や、各フロアーにクイズなどが仕掛けられていました。小学生なら自分でクイズを探して問題に挑戦できるという仕掛けです。学習館だけに、そこかしこに楽しみながら学べるスポットがつくられていて、私も帰りにクイズに挑戦しました。今回講座に参加できなかった多治見市の方は、ぜひ、学習館に行って、クイズに挑戦したり、展示を見たり、図書館で関連本を借りてみてください。浜松の方も、車で2時間程度のところです。ドライブを兼ねて行ってみてはいかがでしょうか。
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