中区北地区自治会で防災講座

事業：ぼうさいぴっぴ

地域防災の日でもある2023年12月3日(日)に、中区北地区自治会のご依頼で防災訓練のお手伝いをしました。中沢町、元浜町、山下町、下池川町の4町合同の訓練で、旧北小学校の体育館、グラウンド、防災学習センターの各所に消火器体験や、三角巾体験等の訓練ブースが設置され、町ごとに各ブースを回って体験する形式で訓練は進みました。

ぴっぴは防災学習センターを会場に、シミュレーションゲームを担当しました。
「避難者が家族同然という飼い犬を連れてきたとき、あなたは避難所に受け入れる？」の問いに、訓練参加者1人1人にYes（はい）かNo（いいえ）を答えてもらい、その後意見交換を行いました。ペットを避難所に受け入れるか否かは「当たり前に暮らしていて、家族同然のペットなら避難所に連れて行かない選択肢はありえない」や「避難所の受け入れ体制構築が難しいから受け入れない」「既に避難している人のアレルギーの有無を考えると、準備なしには受け入れたくない」など20分弱の短い時間の中でも議論が白熱し、Yes派、No派それぞれから意見が挙がりました。

このシミュレーションゲームはあくまでも、どちらが正しい、間違っているかを決めるのではなく、話し合いや意見交換の中で防災に関する話題に興味を深めてもらうことが目的です。今後も定期的に家族や近所、自治会で災害時の状況を想像して考える機会を作っていくことがだいじ、参加者にお伝えして講座は終了しました。

400人以上の住民が参加した４町合同の防災訓練。今回は避難所とペットに関する話題提供でしたが、これをきっかけに、広く防災について地域で考える機会が増えたら嬉しいです。

(しゅーまっは)