2017
02.07

第1回「アナタの思いが30日で実行できる講座」

事業:チェンジメーカー養成講座

2017年2月4日(土)あいホールで講演会を行いました。これまで寒い日々が続きましたが、寒気が緩み陽ざしも暖かな晴天となりました。インフルエンザの流行が猛威をふるっているためキャンセルも多くなったらどうしようと考えていたのですが、心配だけで終わり、多数の来場者がありました。
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講座の主題でもある「チェンジメーカー」の意味とは、社会問題を認識し、社会変革を起こす人ということで、つまりは社会起業家を指すのだそうですが、今回の事業では、本来の意味のままを捉えず、ボランティアでもNPOに携わりたいという人でも大切にしている思い・目指すもの・やってみたいことがある人を対象にしました。

最初の講演は、北極しろくま堂の園田正世さん。子育て真っ最中の時に子どもの抱っこが腕や腰に負担がかかることがつらくてなんとかしたいと考え見つけたのがスリングでした。
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当時、アメリカから販売代理店として個人輸入し、自分以外にも周囲に同じ悩みを持った人がきっと日本中にいるに違いない。そこで、スリングを紹介したいと始めたのがきっかけだったこと。ボランティアの気持ちだったというその時代からこれまでの経緯をライフイベント形式で聞くことができました。

園田さんが静かに話す中には大きな失敗をしたことはあったが勉強したという思いになったこと、これから起業を考えている人のみならず、行動を起こそうと考えている人へのアドバイスなどがいくつも丁寧に盛り込まれていました。おそらく会場にいた参加者のみなさんにとっては、説得力が多分にあり、参考になるお話だったに違いありません。

トークセッションではそれぞれの登壇者である村田亜希子さん、北嶋秀明さん、原田博子が現在の仕事や活動のきっかけについて自己紹介を兼ねて話し、コーディネーターの廣木弓子さんがそれぞれの特徴を上手く引き出してくれました。
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それぞれ自分の困りごとや周囲の課題をどのように解決していくか、人に頼るのではなくて自分でどうありたいかを考え抜いて行動を始めたのは共通しているところでした。うまくいかないこともあったが、あきらめないで続けること。そして人とのネットワークはたいせつでそれによりサポートされてきたところも共通であったのではないでしょうか。

次回の第2回講座(2月11日)は参加者、それぞれがどのように踏み出すかを自分で考えるための講座となります。20名定員ですが、37名の応募があり、参加していただくことになりました。ぜひ、お申込みの方はお越しください。

<hiro>
※講演会の様子が2月7日付 静岡新聞朝刊 に掲載されました。
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<静岡新聞社許諾済み>