2016
05.20

つながる支援パックの行方(2)

事業:つながる支援パック

~資金調達に不安は募るばかり~

「つながる支援パック」のバッグを発注したものの、週末を挟んでしまうので搬入されるのは週明けになると発注元からの連絡が。そこで、ロゴを印刷するにも時間がかかるので、緊急対策としてバッグの持ち手にタグをつけることになりました。

つながる支援パックこれまで「つながる支援パック」の作成経緯や使い道について、何度か行政や一部の企業に話をしてきており、実用化に向けて検討してきていたところでした。その最中に起きた災害でしたので、発送にあたり、少しでも支援が得られる算段はできないかと相談に行きました。

しかし、この時ばかりは、「他からも依頼が相次ぎ、1NPOにのみを支援をすることはできない」という企業の回答でした。バッグの費用は団体で買うと決めたものの、詰め込む中身や輸送費を考えると、「いったい、いくらかかるのだろう・・・」と気が遠くなってきました。

そこで、資金集めについて相談するため、震災がつなぐ全国ネットワーク 事務局の松山さんがいらっしゃる名古屋の活動場所を訪れました。たまたま名古屋駅前を通り過ぎようとした時、認定NPO法人レスキューストックヤード のスタッフさんたちの街頭募金活動に出会いました。災害時、この団体の被災者支援はとても素晴らしい活動です。すでにスタッフは熊本入りされて現地支援を検討されているというところでした。

松山さんにお会いしての第一声は「募金活動をするべきだ」というものでした。団体支援のための助成金を得るにしても悠長な時間はありません。すでに多くの団体やメディアなどの“熊本地震への募金活動”は始まっています。それなのに、今から募金活動を行ってお金が集まるのだろうか?不安は募るばかりでした。

(hiro)
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熊本地震「つながる支援パックの行方」シリーズ
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