2008
08.04

iJAMP自治体実務セミナー

発表

先日、7月29日(火)東京 時事通信社ホール(東銀座)にて、時事通信社主催 iJAMP自治体実務セミナー「市民が便利を実感できる自治体ホームページとは?」の第2部パネルディスカッションに市民の立場でパネリストとして出席してきました。出席者は青森から沖縄までの自治体、つまり県、市町村のホームページに関わっている担当者の方がたくさん出席されたそうです。定員200名がじつに240名ほどの出席者となり盛況であったと後でうかがいました。
自治体実務セミナー.jpg
セミナーの共催団体、NPOアスコエの代表が日本各地の自治体のサイトを研究され、それぞれ必要な情報を探すにもあまりにバラバラであることから、統一したものができないかということでユニバーサルメニューなるものを考案されたのだそうです。ぴっぴのサイトの使い勝手がよいということで学生さんを連れて訪問してくださったことがご縁となりこうしたセミナーに出させていただきました。
自治体からは福岡県庁企画振興部の古保里氏、新潟市都市政策研究所の研究員 長崎氏が、企業の立場からは協賛企業、トランスコスモス(株)WEBインテグレーションサービス統括部長の遠藤氏と4名がパネリストとして出席。アスコエの安井氏の司会で約1時間半テーマに添って話が進みました。
テーマ1:「顧客の声をとりいれるとは?」
テーマ2:「使いやすいサイト設計の実際とは」
テーマ3:「行政ならではのサイト設計のポイント」
テーマ4:「最後にそれぞれのみなさんの全体的なコメント、今後の展開プランなど」
ぴっぴは、使う側の当事者としての立場でホームページを使う上で探しやすい提案などを同じ当事者から調査し、それを盛り込んで設計、今に至っていることなどをお話しました。
従来の自治体のホームページは、市民レベルからすると用がなければあまりみることはありません。いかに検索しやすいかがキーとなるのかもしれません。最近はイベント情報や観光情報など大いに盛り込まれているホームページも少なくはありません。
誰もが見やすいというのは可能なのでしょうか?これにはいくらか議論することもありと思いますが、いかに情報をできるだけ早く更新し、継続させていくか。自治体では数量が膨大であるためたいへんなことだと思います。以前は各自治体ホームページの検索の際、探しても探しても見つからず結局あきらめたというようなことが多かったように思われますが、最近はユーザーサービス、住民など情報を探す人の立場にそった情報の出し方が必要とされているためにずいぶんと様相が変わってきているようです。ただ、パネラー同士で控え室で話していたことは、「ホームページは情報を探すためのあくまでもツール。」わからなければやはりたずねられる体制も必要かと感じています。
情報のユニバーサルデザイン。ぴっぴは制作の当初からそれを意識してきました。できるだけ多くの人々に活用され、アクションを起こすきっかけになればよいと常に思って運営しています。 harada