2008
08.22

子どもを守る防災ワークショップ<どろんこサークル>

事業:ぼうさいぴっぴ

8月19日(火)あいホールにて「子どもを守る防災ワークショップ」を行ないました。今回は中区がんばる地域応援事業・地域で考える防災ネットワーク事業の一環としての開催で、子育てサークル「どろんこサークル」さんメンバー親子21家族約60名が参加しました。

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小さい子どもと過ごす時間が多い家の中の安全について、171伝言ダイヤルの利用法など、お母さん方の「知りたい」情報について学びました。家族の命を守るためにはまず自分の命をを守らなければなりません。緊急地震速報を見聞きしてから強い揺れがくるまでの数秒から数十秒の間に、いったいどうしたらよいか・・・
災害に備えての最低3日間分の食料備蓄、特にアレルギー体質などで手に入りにくい食材が必要な場合は、特に日頃からの備えが必要であることなど、皆さんとても真剣に聞き入っていました。

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後半のワークでは新聞紙を使ってスリッパを作りました。震災後、床に飛び散ったガラスなどから足元を守ることができますし保温にもなります。今回は子どもたちの参加が多かったので、新聞紙半分のサイズで子ども用も作りました。
また、ビニールのゴミ袋で作ったカッパも風雨を防ぐだけでなく、防寒にも役立ちます。災害時だけでなく普段でも便利に使えそうですね。子どもたちはマジックで思い思いの絵を描いてオリジナル・カッパに仕立て、とても楽しそうでした。

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今回は「火」を使えなかったので実演できませんでしたが、廃油と空き缶を利用したコンロやランプを紹介しました。最後にお湯を注いで約30分。準備しておいたアルファー米の試食です。少しずつですがラップのお皿にのせて、全員で試食しました。ちょっとおなかがすいていた子どもたちも大喜び。ラップの上から軽く握って小さなコロコロおにぎりにして食べている子もいました。

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いつ起こるかわからない「災害に備える・命を守る」ことはとてつもなく大変なことに思えます。日頃から、子どもとの遊びの中で安全を確保する練習をしたり、日用品を利用して防災グッズを作ってみたり、家族で楽しみながら取り組んでみたらいかがでしょう。また、子育て中の家族であることを近隣の方に知っておいていただくこと、近隣の方をよく知っておくことも大事ですね。今回のワークショップをきっかけに「災害に備える・命を守る」ことがぐっと身近で現実的なことになったのではないでしょうか。

<やまねくん>