2022
05.25

子育て情報サイトぴっぴ リニューアルしました(9)

事業:情報発信

オープンデータ化ってなに?どんな役に立つことがある?

団体のぴっぴでは、サイト構築等に取り掛かっていますが、市との協働事業としては先に書いたオープンデータを子育て情報サイトと連携させるという重要なタスクがあります。
当時、まだ浜松市はオープンデータ化を進めている最中であったため、子育て情報サイトで扱う関係各課のデータをオープンデータ化してもらう必要がありました。

オープンデータとは何?と言うと、「機械判読可能に適したデータ形式で、営利目的を含め二次利用が可能なルールのもとで公開するデータのこと」です。これには行政データもあるし、民間のデータもあります。ただ、行政データを民間が入手するのに、手間やコスト、時間がかかるのでたいへんです。それが一定の形式でオープンにされていれば、誰もが利用でき使いたい人には便利です。これまで、ぴっぴでは年度末、サイト内にある行政情報の更新時期になると、各課からデータをもらうのですが、各課のデータをもらうにも課内での承認が必要でそれをもらって手入力で変えていくという涙ぐましいほど手間がかかって行っていました。それが、デジタル化の波によって、一気に変わろうとしている過渡期に差し掛かってきたように感じられます。

民間企業がオープンデータを活用している事例をご紹介すると、『ゆれくるコール』。民間会社が開発したアプリですが、あらかじめ設定した地点の予想震度、予想到達時間をプッシュ通知でスマホにお知らせするサービスです。①避難場所一覧、②地域危険度一覧をオープンデータから取得し、利用者が設定した地点のゆれを計算し、どのくらいの大きさのゆれが何秒後に起きるか通知されます。

『いこーよ』。お出かけスポットやイベント検索ができるアプリ。ぴっぴの子連れでおでかけと被る面も多々ですが、こちらは全国版。

オープンデータを提供するのはよいのですが、行政が自分のところのサイト内でオープンデータを編集して市民にわかりやすく公開しているというのは知りません。オープンデータの活用は今のところ、浜松市ではコロナ対策の箇所だけだと聞いています。他都市の子育て情報サイトを見ても、各課との連携箇所はリンクでつないでいるだけ。ぴっぴが今回、リニューアルするサイト内でオープンデータ活用の例の一つをあげると、保育施設のオープンデータを連携させて、保育施設情報一覧(これがオープンデータ)を公開しています。それに園の特色やお弁当などの詳細情報、地図情報を付加してぴっぴオリジナルのデータとなっているのです。

オープンデータを使うことは業者側にとってメリットは大きいと感じますが、一方、行政側からすると、「データをわざわざオープンデータの決まりに則って出すことに何の意義があるのか」、「どこまでデータをオープンにしていいのか?」と疑問視する声を耳にしたことがあります。
でも、本来、データはシンプルなcsvやExcelなどのデータを各課は持っているだけが原則です。それを担当課の職員が編集してグラフを作ったり、必要とされる表に作り直せばいいだけの話です。ですからもとより、シンプルなデータが手元にあればよいのに、WordやPDFで編集して作られたデータが毎年、引き継がれ、編集が難しい形になっていたことこそが問題だったのではないでしょうか。だから、データ量が多いと何かを編集するにも大仕事。今回のオープンデータ化はそういった意味で、職員だれもが編集できやすくなる。事務作業がたいへんになるのではなく、楽になるのではないでしょうか。
個人情報はもちろん出すのはNGでしょうと市民感覚でも思います。悪しからず。
20220525オープンデータ