05.05
子育て情報サイトぴっぴ リニューアルしました(4)
オープンデータとAIスピーカーの連携
当時、平成28年より官民データ活用推進基本法において国及び地方公共団体はオープンデータに取り組むことが義務付けられ、浜松市もオープンデータ整備に取り組み始めていました。子育て支援ひろばの年間スケジュールのリソースがオープンデータだったら、ずいぶんと処理も楽になるかもしれないとまず、ぴっぴでは考えました。
その頃、浜松市では民間発案・提案型官民連携事業(https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/houmu/gyoukei/minkatsu_yaramaika.html)を募集している話が聞こえてきました。そこで、ぴっぴでは浜松市の子育て支援ひろばのオープンデータをアレクサで利用できる仕組みを提案応募して活用しようと考えました。その事業の発案としてスキル開発後、モニターを募って実証実験をすることを企画しました。
ただ、この市との連携事業は一切、提案者の負担であるとのこと。将来、スキル開発しても更新はつきものなのでお金がかかります。運転資金の調達について考えれば考えるほど、不安もありました。NPOをご存じないかもしれませんが、NPOは社会課題解決のため団体が掲げるミッションを果たすことを主としています。想いの方が先で多くの団体は自転車操業です。とはいえ、持続経営(NPO運営)をしていくにはどこからか資金調達できる道筋も考えておかなければ自滅してしまいます。これまでコツコツと貯めてきた団体資金の利用について理事たちと相談。必要な時に必要な資金を使えばよいという声に後押しされ使うことにしました。責任上、かなり大きな決断でしたが、事業が選定されるまでのプロセスと実証実験のための企画で、悩んでいられないほど慌ただしい毎日が過ぎていきました。
その後、幸いにも、浜松市の民間発案・提案型官民連携事業を担当される課の担当者の方々のアドバイスもあり、ぴっぴは民間発案・提案型官民連携事業、第一号として採択され、平成30年11月9日、浜松市と認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴとの間で連携協定を締結しました。
発案の概要は、次のとおりです。『「既存の子育てサイトに、オープンデータを活用したAIスピーカーの音声認識技術を導入し、子育て支援の一助とするため、浜松市と「連携協定」の締結を求めるもの。なお、浜松市に費用負担を求めるのではなく、当団体がAIスピーカーという付加価値を加えるもの。』
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