03.03
浜松市保育園申込状況のまとめ2017 (1)平成28年度の待機児童と年度途中の入園状況
2017 浜松市保育園申込状況のまとめ
- 平成28年度の待機児童と年度途中の入園状況
- 平成29年度4月入園はどうだったのか?
- 企業主導型保育事業の登場
- これから保活する人に向けて
平成29年度4月の保育施設の入園申し込みと選考が昨年末より行われ、二次選考の結果が通知されました。今後、転出等により、多少の繰り上げがあるとしても、29年4月の入園者がほぼ決定した段階です。
昨年、保育施設の4月入園の募集数と申込状況について、「待機児童問題・浜松市の場合」としてまとめましたが、今年の募集状況についても、数字を追ってみました。
平成28年度待機児童は半減したが・・・
まずは今年度の状況をふりかえってみましょう。
平成28年4月には認定こども園と保育園の創設と増改築による定員増、小規模保育・事業所内保育の拡充等により1,510人の定員増となりました。
その結果、
平成27年から28年度にかけて、待機児童が407人から214人と半分近く減りました。214人の待機児童の年齢別内訳をみると、1歳児115人、2歳児55人、0歳児34人と、育児休業明けの1歳児をはじめとして0~2歳児が全体の95%を占めています。
年度途中の入園は困難な状況が続く
浜松市は、12月より年度途中入園の募集数と保育施設の申込状況を月ごとにオープンデータとして公開するようになり、子育て情報サイトぴっぴでも人数を集計して掲載を始めました。
平成29年3月入園の募集人数と申込状況
(※申し込み人数は平成29年1月末現在のデータ)
3月の入園募集は、0歳児募集3人に対して、788人の申し込み(倍率263倍)1歳児募集3人に対して363人の申し込み(倍率121倍)という、全く入れる気がしない数字です。
全年齢合計では申し込みをしている人数は1月末現在で1,480人です。
この入園申し込み人数は、現在認証保育所に預けていて認可施設に転園を希望するなどで待機児童のカウントから外れている保留児童(=いわゆる隠れ待機児童)の人数も含まれています。4月時点での保留児童は727人でしたから、そこからさらに倍増していることになります。
年度途中の入園が難しいとなると、進級、卒園で異動があり、新設園や定員増で募集枠も多くなるため一番入りやすい4月入園に望みをかけて保育施設の入園を目指すことになります。
では、今春平成29年4月の入園はどうだったのでしょうか? 次回ではそれについて見ていきます。