2017
03.08

浜松市保育園申込状況のまとめ2017 (3)企業主導型保育事業の登場

ぴっぴのニュースクローズアップ

昨年4月から企業主導型保育事業が開始されました。企業主導型保育事業は、会社が従業員のために保育園を設置し、運営していくための費用を国が補助する事業です。

地域枠は従業員以外の子どもも利用できる

企業主導型保育事業では、従業員以外の地域の子どもが利用できる「地域枠」が、最大で定員の50%まで設定できるようになっています。認可外保育施設となるため、地域枠での入園を希望する場合は施設の設置企業に直接申し込みをします。地域枠の無い施設でも、設置企業や提携企業で働くことで保育が利用できます。

今年4月から開園の施設もあり、園児募集中のところもあるようです。
認可保育施設の選考に漏れてしまい困っている人は問い合わせしてみましょう。
詳しい住所、連絡先等はぴっぴに掲載されています。

企業主導型保育事業

働き方によってはメリットも! こんな人は検討の価値あり

企業主導型保育事業を利用することで、メリットが大きい場合もあります。

土日祝の勤務がある

医療・介護、サービス業などの企業が事業所内保育所を設置している場合は、土日祝の受け入れをしている施設も多いです。仕事の業種によっては日祝がお休みの認可園より利用しやすいケースもありそうですね。

所得の高い人

保育料は認可並みに抑えるようにという国の指針もあって、地域枠の保育料は、市が定める保育料の所得中間層あたりの金額に設定されています。認可外だから、保育料が高いということはなく、所得が高い人にとっては、認可保育施設に預けるよりも保育料が安い場合もあります。

働きたいけれど仕事が決まっていない人

再就職をしようと思っても、仕事探し、保育園探しを同時にしていくのは大変です。さらに残業の時や病気の時はどうするの? など対策を考えないといけませんが、事業所内保育所を設置する企業は、子育て中の就労に理解を示し応援してくれている企業です。その企業に就職して従業員として保育園を利用するという方法もあります。職場と子どもの預け先が近いことの利便性もあります。

上記のような人は企業主導型の事業所内保育を検討してみる価値があるといえます。