2016
12.26

育児サークル・サロン・ひろばで聞き取り調査を行いました!

事業:育児サークル支援

浜松市子育て情報センターでは「育児サークル支援事業」を行っています。育児サークルやサロンを運営している団体をサポートするために、情報提供を行ったり、代表者に集まってもらう交流会を開催したりしています。

今回は、今後の育児サークル支援のあり方を検討するために、いくつかの育児サークル・サロン・子育て支援ひろばに聞き取り調査を行いました。

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「育児サークル」は、子育て中の親たちが子どもを連れて、自分たちで団体を立ち上げ、場所を確保し、企画運営しています。

時には、講師を呼んで専門性のあるプログラムを行ったり、時には、自分たちで工作や公園遊びをしたり、会費を集めてその中でできることを考えて活動しています。

今年度は、浜松市子育て情報センターに登録している育児サークルが47団体ありますが、平成21年度の登録は109団体あり、現在は減少傾向にあります。登録をやめるのは、育児サークルの解散が主な原因です。会員数の減少や代表者を引き継ぐ人がいないことなどから、グループで運営していくことが困難になり、解散の原因となっているようです。

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このように継続的な運営ができない理由や新しく立ち上げる人が少ない理由を、現在運営している人の立場と、利用している人の立場から意見を聞き、調べていきたいと考えています。

子育て支援ひろばや親子ひろばが市内各地で開催される現在では、育児サークルは、自分たちで企画・運営する手間がかかりますが、だからこそ、親自身がコミュニケーション能力や自分が持っている特技を伸ばし、エンパワーメントしていく良さがあるのではないでしょうか。

もちろん、育児サークルには育児サークルの良さがあるように、ひろば(子育て支援ひろば・親子ひろば)にはひろばの良さがあります。しかし、ひろばの「気軽さ」に、育児サークルの魅力が薄れてしまっていないのかという疑問も感じざるを得ません。

今後、育児サークル支援の形がどのようになるか、この調査をよく分析して検討していきます。

(わかば)