05.13
子育て情報サイトぴっぴ リニューアルしました(7)
チームを作っていく
2021年、サイト制作の開始です。といっても、これまでの運営を実施しながらです。一方では通常の運営を、そして他方ではサイトマップ、サイトデザイン、必要なデバイスとどうやって連携させるか、順番や役割分担など提案書であげたスケジュールを見直しながら始めていました。これまでにもサイトリニューアルを実践して培ってきた経験はおそらくWebスタッフたちにとっては大きな自信となっていたと思います。
ただ、今回はオープンデータを使い、いくつものデバイスと連携をさせるという事業。形ばかりの市民協働では立ち行かず、民間と行政とでタッグを組んでいかねばならないのです。
いちばん最初の子育て情報サイトを制作した当時のスタッフで今も残っているのはぴっぴの理事だけ。これは反省点でもあるのですが、自分が苦労を経験した親は、子どもには同じ苦労を味わわせたくない。それで、つい助言をしたり、危うくなりそうになると横から口を出してしまったりしてやろうとすることをつい阻んでしまいます。しかし、子どもにとっては余計なお世話です。自分の思うように進んで失敗をしても自分で選んだのだからと納得もできるでしょうが、人から言われれば反発したくなります。本来、子どもを信じて見守ることが親の役目なのかもしれません。それと同じことが仕事でも言えるのかもしれません。統括である私としては心配が先立ち、まだまだ人としてできていないと感じる分、スタッフに余計な口を出しては、何もわかっていないと煙たがられることばかりだったのかもしれません。みんなでプロジェクトを成し遂げるためのチーム作りはほんとうに難しいです。
また、仕事の部分では「専門分野となるとお手上げだから、そこは担当に任せる」これはいちばん怖いと思います。プロだから間違いをしないかと言えば、そうではありません。わからないならわからないなりに理解しようと努力することがだいじだと思います。
システムを請け負ってくれている会社とぴっぴスタッフとの攻防を見ていると本人たちには納期もあるのと、他の仕事もあるのとで悠長なことも言っておれず、顔が見えないチャットでのやりとりは場合によって、結構、辛辣です(オンライン会議で話すとそうではないのに、文字にするとコミュニケーション障害が起きています)。
コロナ禍、PCの前にメンバーが集まりオンライン会議。進捗から、できないところや要望など会議は何回も、そして時間も延々と続いていきました。コロナ禍でなければ、こうしたオンライン化はおそらく進んでおらず、その都度、出張(システム会社の本社は四国)してくるとなるとどれだけの費用がかかったことでしょう。オンライン会議「ありがたや」です。
サイト構築側では、こんなふうに進んでいたのですが、肝心のデータを受け渡してくださる行政側とは、本事業の大元となる担当課の子育て支援課招集の下、子育て情報サイトに入る情報に関わる関係各課と顔合わせしました。私たちにとって、関係各課の職員の方々は今後の事業の進捗にも関わる重要なキーパーソンでで、こちらも官民協働のチームが編成される必要があったのでした。
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