10.01
熱海で被災した子育て家庭に寄付のお渡し
令和3年7月伊豆山土砂災害等の県東部の水災害を受けて、ぴっぴが参加している「しずおか子育て防災ネットワーク」では、寄付金の募集をしています。すでにご協力してくださったみなさまに厚く御礼申し上げます。そして支援の第一弾として、熱海の子育て家庭に寄付のお渡しをしたことをご報告いたします。
9月の初旬、被災した子育て家庭のグループとの繋がりができ、現在の状況や困りごとをヒアリングすることができました。その後、東部地区のネットワークメンバーが避難所となるホテルを訪問し、子育て中の13世帯に寄付金で購入したQUOカード(各1万円)をお渡ししました。併せて、県内の参加団体からの応援メッセージをSNSのグループ内で利用し共有しました。
被災したご家庭は、新しい住まいを探したり、必要手続きの準備をしたりと、まだまだ混乱の中で落ち着かない日々を過ごしています。身の回りのものや家具家電も自費でそろえなければならなく、出費が大変負担になっているとのことでした。また、園や学校は再開しているそうですが、音に敏感に反応してしまうなどメンタル的な問題で通えない子どももいるようです。
そんな状況の中でも、「家が全壊したり、家族を亡くしたりなど、自分以上に大変な人がいるからと思うと、“助けて”と言えない」という話があり、自分から支援を求めることに対しては、当事者にしかわからない戸惑いがあるということがわかりました。今回、東部地区のメンバーが直接訪問したことをきっかけに、今後も必要な支援の声を上げやすいような状況を作ることができたのではないでしょうか。
その他、乳児用のオムツが全く足りていないという具体的な情報もあり、こちらは緊急性があったためぴっぴからの寄付としてすぐにお送りしました。
離れていると被災地のリアルな情報を得ることは難しいですが、県内各地の団体・人を繋げる活動で、これからもお互いに支え合えるようなネットワークを築いていきます。引き続き、寄付金のご協力をお願い申し上げます。
(makiko)