2009
06.04

第5回 託児者養成講座

事業:託児 / ぴっぴシッター

5月27日(水)、今回のテーマは、第3回に引き続き、広沢の長尾小児科医院の長尾先生による『子どもの病気と発育』でした。
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子どもを託児していると、必ず必要となる知識でもある「子どもの病気と発育」というテーマですから、かなり専門的用語がたくさん出てくる中、受講生たちも必死でついていくぞ!という気迫のある講座となりました。
その中で、託児者でなくても大切だと思ったことは、
「子どもは未熟なものである。」
という言葉でした。
そして、こう続きます。
「未熟な子どもが大人になるまでのプロセスが大切である。」
わかっているつもりでも、ここで再度言われてみると、「深いィ」と思ってしまいます。
講座が始まって10分で、いきなり反省モードに入ってしまった私です。子どもだからできないことがたくさんあるのはわかっているのに、失敗した自分の子どもを叱ってしまうことがよくあると、自分を反省。反面、
「親だって未熟なんだな。」
と、開き直り(!?)とも、自己擁護(!?)とも思える言葉が、自分の中から生まれてしまいます。とはいえ、
「子どもと同じレベルでどうするんだ!?」
と、ノリ突っ込み状態に……。
ここで、少し冷静に考えることにして、「子どもは未熟である。」という言葉をかみしめ、自分の家庭に持ち帰ろうと思いました。
第5回託児者養成講座.jpg
さて、話を元に戻しましょう。
次に聞いた重要ポイントでは、
「常日頃を観察することが大切。」
ということです。
「いつもと違う!」
という印象が重要なバロメーターになり、いつもとどのように違うのかを早めに感じる訓練をする事が大切だということです。これは普段の子育てでも同じことですね。
そのためには、「常日頃」の子どもの様子をよく見ていないとわからないのです。子どもと同じ空間に居ても、子どもの様子をどれだけよく見ているかというと、一緒に居るだけでは気づかないこともあるはず。ですから、元気で問題がない時の様子をよく見ておくことが、何か病気になったり、問題を抱えたりしている時の子どもにいち早く気づくポイントとなるのです。みなさんも、時には意識的に子どもの様子をよく見てみてはいかがですか?
このように2時間、病気とその対処法を具体的に教えていただきました。長尾先生は、受講生にも大人気で、講座終了後も質問をしたい受講生が先生を取り囲み、なかなか帰れないほどの反響でした。時間外まで熱心に教えていただき、本当に先生には感謝の気持ちでいっぱいです。また、受講生の皆さんの、ひとつでもたくさん身につけ、今後の託児に役立てたいという向上心・熱心さには驚かされると同時に、心強い仲間ができたようでもあり、うれしくなりました。まだまだ講座は続きますので、最後まで受講生の皆さんにはがんばってもらいたいです。
             (わかば)