2010
02.26

「ぴっぴシッター」スキルアップ

事業:託児 / ぴっぴシッター

なごみ保育園
ぴっぴシッター」全員が自分たちの研修のために、是非とも保育現場を見学したいということで、2月12日(金)から4回に分けて三方原町のなごみ保育園を見学させていただきました。
なごみ保育園では、普段の保育から「毎日子ども一人ひとりに関わることを目指し、家庭的な子どもがリラックスできる環境作り」に強くこだわり、「幼い頃にいろいろやって才能を伸ばす」という近頃の風潮とは逆に、「子ども自身が遊びを探せ、発達にあった環境」を提供し、すべては、普段の生活や遊びの中から学ぶという保育をされています。
「ぴっぴシッター」は、普段、0~3歳のお子さんを集団で預かることが多いのですが、なごみ保育園の保育の様子を見学して、「ぴっぴシッター」の実践につながる学びがありました。(多くの保育園では、集団で動くことが多く、一斉に遊び、一斉に食事をし、一斉にトイレにいくというような保育が行われています。なごみ保育園では、ある程度の生活リズムを守るということがあっても、子どもによって食事時間が違うなど、子ども一人ひとりに対する配慮がなされた保育を行っています。)
保育園の保育と託児の保育の違いは、預かるお子さんとの関係性です。託児では、保育時間が長くても3時間程度であり、託児付連続講座以外は、継続的に預かることはほとんどありません。
しかし、今回の保育園の見学から、「一人ひとりをみる」ということの重要性や、預かる環境に対してきちんと考慮することが、子どもや親に対する信頼度・満足感を高めるものだということがわかりました。
また、なごみ保育園の主任先生のお話の中には、
「他の園を見学に行くなどすると、『私たちもまだまだだな』と思うことがたくさんあるのです。」
という言葉がありました。保育園で長く保育にたずさわっている方が「まだまだ」とおっしゃるのですから、私たち「ぴっぴシッター」も、まだまだ学ぶべきこともあるはずです。そして、託児を何度もこなしているうちに自信をつけてきた部分もありますが、「もっともっと」という気持ちで学び続け、より満足していただける託児を目指していかないといけないと思います。
「ぴっぴシッター」では、今後も自分たちの課題を意識して、よりよい託児をするためのスキルアップの講座を続けていきたいと考えています。  (わかば)
☆社会福祉法人和光会なごみ保育園については、下記をご覧ください。
http://www.hamamatsu-pippi.net/education/youho/hoikuen/nagomi.htm
http://www.hamamatsu-pippi.net/shiritai/shien/mamamita-12.htm