2025
11.24

子育てサークル・関連団体代表者交流会

事業:育児サークル支援

11月21日(金)、東部地区体育館・飯田講座室にて、子育てサークル・関連団体代表者交流会を開催しました。
「子育てサークル・関連団体」とありますが、実際には子育て支援ひろばや地区社協の方々にもご参加いただきました。中でも地区社協の方は、子育て中の家庭の現状や動向を知りたいとのことで、関心をもって参加してくださいました。


現在、浜松市内の子育てサークルは、かつて100以上あったものが半分以下に減っています。子育て関連団体も含めると、ようやく半分以上といった状況です。共働き家庭の増加により、家事と育児に加えて自主的な運営に関わるのは難しいこと、また、公的な子育て支援ひろばや親子ひろばが整備され、必要なときに気軽に参加できる環境が整っていることなどが、サークル減少の要因として考えられます。
一方で、子育ての中で課題を共有したい人、集まれる場をつくりたいと考える人たちは、サークルや団体を立ち上げて活動を続けています。今回の交流会には、長く活動を継続している子育てサークルやサロン、ひろばを運営する団体のほか、不登校や障がいのあるお子さんを持つ親の会も参加されました。

ワークショップでは、各サークル・団体の抱える課題を取り上げ、他の団体の意見を聞きながら解決方法を探りました。課題として挙がったのは大きく分けて「運営・スタッフ」「参加者集め」「広報」の3つでした。
会員数が多い団体では、日常的なやり取りにオープンチャットを利用している一方で、運営に関する話し合いは対面が必要だという意見もありました。また、イベントの周知については、市の後援を受けることで公的な場所にチラシを置いてもらうなど、広報面でのメリットがあることも共有されました。

1団体だけでは難しいことでも、他団体の協力によって可能になることが多く、定期的に交流することで協力し合える仲間づくりができる点も、交流会の大きな意義といえます。
今回の交流を通して新たにつながった団体もあり、充実した時間となりました。

(わかば)