2009
06.12

第6回託児者養成講座

事業:託児 / ぴっぴシッター

6月1日(月)、和光保育園(浜松市西区和光町)園長の志賀口三枝子先生による講座が開催されました。
今回のテーマは「子どもの世話」ということでした。
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「寝る子は育つ」といいますが、これは科学的根拠があるんです。子どもは夜寝入ってから最初の深い眠りの時に、「成長ホルモン」が一番たくさん分泌されます。この「成長ホルモン」とは、骨をのばして筋肉を増強し、新陳代謝がさかんになるというホルモンです。ですから子どもが寝る時には、できれば部屋の照明を落とし、真っ暗にして熟睡させ、質の良い眠りを与えることによって、子どもはよりよく育つことができるんだそうです。
よく、子どもの寝つきが悪いので、夜になると車で出かけて、ひどい時には夜中の3時までドライブという話を保護者の方から保育園で聞くそうです。でも、子どもだって、車の中で寝るより、布団で寝る方がぐっすり眠れるので、時には家の片づけを後回しにして、家族全員で寝る体制を作ると、夜のドライブという苦労をしなくても、子どももゆっくり眠れるということもよくあるようです。
やはり、
「早く寝てくれたらいいな……。」
という親の焦りやイライラが、子どもには伝わってしまうのですね。
第6回託児養成講座2.jpg

しかし、「寝かしつけのポイント」があるようで、
1)早起き
2)昼間の活動
3)昼寝の時間(3時までには起こす)
4)お風呂の時間と温度(寝る前の熱い風呂は目が覚めてしまうのでNG)
5)入眠儀式(「絵本を1冊読んだら寝ようね」とか「歯を磨いたら寝ようね」など、「○○したら寝ようね」と決めておく)
ということが大切だそうです。
ただし、寝る前の絵本で、初めて読む新しい絵本は、わくわくどきどきしてしまうので、ここではNGだそうです。
他にもトイレットトレーニングなど、親の悩みの種でもあることを、どうやってスムーズに解決するかというヒントがたくさん紹介されました。保育園の園長先生だけに、たくさんの親の悩みを聞いて、一緒に悩みを解決してくれていたんだなと感じさせられる講座でした。
第8回の講座も志賀口先生の講座なので、また実践的なお話が伺えると思います。この託児者養成講座を受講している方たちも、これまでにたくさんの託児を経験してきていると思います。しかし、自分たちの今後の託児に活かすだけでなく、託児する子どもの保護者の方たちとのコミュニケーションにも役立つ内容となっているので、自分たちのこれまでの経験値に、この講座で学ぶ実践的、かつ実技に即、活用できる内容をプラスして、さらにパワーアップした託児者となってもらえるようにこの事業の主催側のぴっぴとしても期待したいところです。

(わかば)