2009
05.31
05.31
第4回託児者養成講座
5月25日(月)、今回は栄養士の加藤先生による「乳汁・食事~子どもの栄養と食事指導」講座でした。
託児をするにあたって、授乳や昼食を挟む場合があります。そんなときに託児者としてちょっと悩むのが、子どもたちの食事のしかた。よ~く観察すると身体の健康状態や家庭でのちょっとした食に対する姿勢などが子どもを通して見える場合があります。それぞれの家庭の事情やしつけ方などもあるので、一時の託児ではどうすることもできません。
子どもを育てるママたちでもそう思うように、託児をする人たちも同じように、子どもたちに接するには悩むことがあります。
例えば、「遊び食いをしてなかなか食べない」場合、“食べさせたほうがいいのか?”“放っておいていいのか?”
こういう場合は?という質問が講座の中でもたくさんありました。
ひとつひとつ、講師自身の経験が基での回答であったため、受講者も納得した様子。
最近では、食についての子育て事情もどんどん変化しており、数年前とはずいぶんと異なってしまっています。ミルクも、WHO(国際保険機構)のガイドラインを受けて、2007年6月厚生労働省より、家庭内においての調乳温度は、70℃以上のお湯を使用してミルクを溶かすこととなっています。もっと驚いたのは固形のミルクが誕生していたこと。落雁のような形で袋から上手く出して、手に触れないように哺乳瓶にいれてお湯で溶かすと簡単にミルクの出来上がり。調乳温度が高いので冷ます作業がいりますが、なんと変化したことでしょう。
少しづつ変化していく子育て事情に、旧態然とした託児では済まなくなってきた状況。
変化にも慌てず対応ができ、状況に応じて自然なアドバイスができることこそプロの託児者の力量なのだとこの講座を聴きながら感じたことでした。