2016
12.12

聖隷クリストファー大学社会福祉学部で授業をしました

事業:その他

12月8日(木)、こども教育福祉学科で社会福祉士になろうとしている学生さんたちに、地域の子育てに関する課題や、子育て支援などをテーマにお話しました。
ぴっぴがどうしてできたのかということから始まり、ぴっぴが現在行っている活動、指定管理の事業の浜松市ファミリー・サポート・センターを通して見えてくる地域の課題などが主なお話です。これまでの授業で、地域福祉についていろいろな事例を学んできているそうですが、実は、ファミリー・サポート・センターという仕組みについて、初めて知ったという方も多かったようです。地域の支え合いのひとつの形でもあるファミサポを知ってもらえる機会となり、よかったです。
ぴっぴの活動としては、先日「ザ・サンフェス」が終わったところですが、今回のこのイベントの目標のひとつには、「浜松市で、行政と民間が力を合わせて、妊娠から子育て中まで切れ目ない支援を実現する」というものがありました。よく考えてみると、ファミサポは、「妊娠から子育て中まで、切れ目ない支援」を実現している一つの事例でもあるのです。ファミサポを説明する時に、「相互援助活動」という言葉を使います。子どもを預かったり、さまざまなサポートをしたりする「まかせて会員」が援助する側で、子どものサポートを頼む「おねがい会員」は、援助してもらう側だから、どこが「相互援助活動」なの?と思う方もいます。でも、子どものサポートを頼む側(おねがい会員)だけが、援助されているのではなく、サポートする側(まかせて会員)も、サポートする子どもたちや保護者から笑顔や元気などをもらっています。この繋がりが、地域のつながりとなって、子育て中の人と子育てを見守る人とを太くつなげています。ファミサポをきっかけにつながった会員同士が、子どもたちが大きくなってからも何年も交流しているという話もあるのです。
今回お話を聞いてくれた学生たちが、今後どのように地域で活躍されるのか、また、地域の人とのつながり・かかわりをどのように作っていくのか、楽しみになりました。

(わかば)