11.30
地域版子ども・子育て会議(3)
11月22日(金)浜松市役所で第3回浜松市社会福祉審議会児童福祉専門分科会が行われました。
ちょうど、この日は静岡県主催の『ふじさんっこ応援フェスタ』(グランシップ大ホールにて開催)と重なり、スタッフ数人がブース展示等で早朝から静岡市まで遠征に出かけ、楽しそうなイベントが気になるところでした。
この審議会の会議のネーミング、長すぎてなかなか正確には言えないのですが、こども家庭部の担当各職員、児童相談所や教育委員会関係者など事務局員名簿だけでも19名、審議会委員は15名、傍聴者4名ほどを含めると結構な人数の会議です。(ちなみに毎回、4~5名くらいはいます)
今回のテーマは、先月10月に行われた「子育て支援に関するニーズ調査」結果についての概要が話されると思いきや概要といっても、回収状況だけでがっかりしてしまいました。
この調査結果については、来年1月31日の会議で詳細が明らかになることでしょう。
ということで、今回の審議内容として、基本指針(案)の概要と子ども・子育て支援事業計画作成についてでした。どういうことかというと、国からの基本指針について、これだけは基本事項として入れておきなさいよという必須記載事項や地域の実態に応じて目標事業量決定などが降りてきているわけです。それらを踏まえて地域での子ども・子育て支援計画において、市は基本的記載事項としての事項や提供区域の設定などをこんなふうにしたいという案を出しました。
今のところ、基本事項なので、これといって大きな議論になる話題ではなかったように思いました。任意記載については、企業側からは仕事と家庭の両立についても配慮されるような内容にと、幼稚園の園長先生からはあくまでも子どもの幸せを根底にした内容であってほしいという希望がありました。ほんとうにそう思います。
その後もほぼ行政担当者の説明で、浜松市の子育て支援事業について実績、見込み、これからの計画数値などの話もありました。審議会は、そのような感じで終了しました。
少し注文をつけるとすれば、どの分野でも思うのですが、事業計画は数値が絶対成果となっています。質が加味される内容にはならないのでしょうか。毎回そう思うのです。ひろばがいくつできたとか、病児保育の取組ヵ所がいくつなんて数だけでよいのでしょうか。
形骸化されたものなどは不可と潔く決断できる基準も必要かと思うのです。
また、本来、たくさんの事業があるので、たった2時間程度の審議で済まされるものではないはずなのに、行政側が結局決めてしまうのであれば、よほど策定していく担当課がエキスパートでなければならないはずです。また、しっかりとその後の決定した経緯説明などしてほしいです。
今後、ココ研勉強会としては、12月5日(木)、内閣府の長田参事官に来ていただきます。以前に参事官の話をお聞きした時に言われていましたが、地域に合った計画の推進的なことが話の中にありました。そこはポイントとして聞いておきたいところ。楽しみです。