2014
12.17

【ココ研勉強会】地域型保育事業の利用申し込みについて(待機児童になってしまいそうなら)

事業:ココ研

先日、来年春からの保育施設入園申込の一事が終わり、12月8日から12日まで調整期間でしたね。(調整期間は、一次申し込みの様子を見て変更可能な期間です。)一次申し込みの状況を浜松市が公開したのは今回が初めてです。
これを参考に調整期間で入園できるところをねらって動かれた家庭もあるかと思います。
待機児童が多い浜松市ですが、やはり育休明けの1歳児枠の人数に集まって募集人数以上の希望者が多いのがわかります。
保育園.jpg来年から、子ども・子育て支援新制度は予定どおり始まるのですが、小規模保育施設、事業所内保育施設が加わりました(地域型保育事業と呼ばれている)。以前にも書きましたが認定を受けて、認証保育所が認定保育施設として小規模保育施設となったところやこれまで事業所単独で保育施設を持っていたところが、一般にも一部開放して保育を担うところもあります。これらは0歳~2歳児限定の保育施設なのですが、一次申し込みではほとんど申し込みがありませんでした。認可保育園は、入園してしまえば0歳から小学校入園まで一貫して働いている限り保育してくれますが、募集枠が少ないという現況です。これは兄弟枠など優先枠があるからなのです。
多分に漏れてしまって困るという家庭で2歳までのお子さんならば、こちらの小規模、事業所内保育施設に入れるという選択肢をとってみるのはいかがでしょう。連携園があるため、3歳以降、ここはいやだと拒まない限り、入園はスムーズにできてしまうわけですから、もっと注目してもよいのではないでしょうか。
以前、「事業所内保育施設だと、ほとんどが従業員たちのお子さんでしょう?保護者も当然従業員の方が多いわけだから、なんだかその中に入りにくい感じがする」という声もありました。実際、そうなのかと事業所でたずねてみたのですが、「保護者ご本人がそう思いこまれてしまうとこちらではどうしようもないですがそんなことはありません」とのこと。今年、認定を受けた事業所内保育施設は、すべて病院施設の保育施設です。保護者は当然、病院の従業員。仲良くなれば病気に関する知恵を教えてくれる可能性だって大です。プラス思考でいくのもよいのでは。
いまはすでに二次選考に向けての期間となっています。保育施設を選ぶにあたっては何を優先するのかをしっかり考えて望むことが大切ではないでしょうか。
参考:
地域型保育事業一覧
浜松の子育て支援レポート
「保育園選び」の新しい選択肢 地域型保育事業のことが知りたい!
ココ研ブログ 【ココ研勉強会】新制度どこが変わるの? 小規模保育・事業所内保育とは?
<ココ研> 子ども・子育て支援新制度研究会