2014
12.01

【ココ研勉強会】新制度どこが変わるの? 保育の見込み

事業:ココ研

保育の待機児童が解消されるのはいつ頃になるのでしょうか。
浜松市は今年4月1日の時点で315人の待機児童がいました。
http://www.hamamatsu-pippi.net/docs/2014021901145/
来年、民間保育園が4園創設され、既存の保育園も2園が増改築するため定員増で合計540名の定員増が見込まれています。また、年々、私立幼稚園も預かり保育がどこの園でも実施され始めて夕方まで預かってくれるところも増えたので、短時間労働であれば幼稚園に預けて働くことも可能になってきました。
しかし、横浜市を例に見ても、待機児童ゼロと言っていたのはその年だけ。その翌年にはまた増えてしまい、入れるとなれば潜在的入園希望者が表面化してきて、いたちごっこになってしまいました。
浜松市も同じ状況にならなければよいのですが。これまでにも平成23年度に保育園が創設され、定員が増えて待機児童が115名になりました。ところが、翌年の平成24年度には166人、そして平成25年度には226人になっていますので、同じなのかもしれません。
浜松市は、来年からの新制度開始から3年間は保育の見込みとして、2号認定3号認定は保育が確保できない見込み数になっています。
さらに新設保育園や定員数を増やすことで減らしていくという考え方ですが、建物を建てるというハードに関してはすぐになんとかなるわけではないので、その間、入園が難しい家庭が出てきます。
これまで、認可保育園に入れなかった家庭に対して、ぴっぴでは認証保育所など、認可外保育施設などをお薦めしてきたわけですが、来年度から認証保育所の中には小規模保育所に移行する園があります。認可保育園、小規模保育(認証保育所から移行する園のこと)、事業所内保育(企業の保育所の中には市が認定した地域枠として園児を募集するところ)に入園させるためには、浜松市の認定を受ける必要があります。(来春入園希望の場合、今年は11月21日~12月5日で集中受付が行われています)。
もし、4月から認定の保育園に入れなかった場合、認可外保育園を探すことになるのですが、保育園数が多くないため、その時になって慌てても預けられるかどうかわかりません。ここ数年は待機児童が即刻解消されるとは考えられていないため、もしものために早いうちから認可外保育園を確保しておくことも考えておいた方がいいのかもしれませんね。

<Hiro>
<ココ研> 子ども・子育て支援新制度研究会