2010
10.26

家庭の医学 出前講座編「あかちゃんサークルすまいる」

事業:女性のがん検診

7月に行った、ぴっぴの家庭の医学~専門家編~から数か月経ちましたが、今度は育児サークルさん向け出前講座を始めました。

出前講座1
「ちょっと体調は悪いけど、子どもを預ける人もいないし、私が少し我慢すればいいんだ。」と子育てママたちは、子どもが小さいうちは自分の健康は後回しになりがちではありませんか?
自分の健康に目を向けるという意味で、特に女性に多い“乳がん”“子宮頚がん”などについて知ってもらう機会を出前講座として行うことにしました。
講師は、この専門家編をきっかけに協力してくださることになった助産師さんたちと保険の代理店さん。初めての試みということで、それぞれ専門の立場で、どうやったら当事者意識を持って理解してもらえるのかと事前に勉強会を開いて準備してくださったそうです。

助産師さんは、若いママたちと接する機会が多いので自然となじんでしまうのですが、どうも保険の代理店さんは違和感を持たれてしまうようです。実際、がんにかかってしまった時を考えてみると、治療として薬、検査。時には手術など治療にかかる費用は一度にたくさんかかります。幸い軽く済んでも薬の服用や検査は事欠かないわけですから、費用の試算も立てておかねばならないという現実的な側面について、患者会の方から聞いたことがあります。それゆえに保険という手段もしっかり意識に入れておいてほしいと思ってぴっぴからお願いをしました。
「あかちゃんサークルすまいる」は、生後2か月~12か月前後の赤ちゃんとお母さんを対象に代表の中田さんが、ベビーマッサージの素晴らしさをたくさんの親子に伝えたいと実践されているサークルです。中田さんは、自分たちも聞きたいし、ママたちにもぜひ、聞いてもらいたいと熱心に打ち合わせで話してくださっていました。サークルには同年齢のママたち、有志が集まって組織されているところもありますが、中田さんのように一歩、おねえさんの立場でママたちに有益なことを考えてあげたいと考えている代表者も頼りになる存在です。
この度、10月15日、いつも活動されている参野コープで依頼を受け講座を行いました。当日は十数組のあかちゃんとママが講師の話に耳を傾けてくれました。
勉強を重ねてこられた講師陣のお話は、短時間ですが実践やイラストもありました。
親子一緒なので、気が散って聞いていられなかったという声もありましたが、忙しい子育てのさなかでも自分の身体もたいせつなのだということが自覚されればまずはOKです。あとはぴっぴサイトでどこで受診できるか、子連れでも行けるかなどを調べてアクションにつながれればと思います。
ぴっぴサイトには、検診を受けられる病院情報が、地図や内容など掲載してあります。
浜松市内のがん検診情報(乳がん・子宮がん)
をご覧ください。

 
子育て世代の女性特有がん検診受診率向上プロジェクト