08.31
スタッフが突然の”がん”診断―治療と仕事の両立支援について(1)
ブログを掲載するにあたって
この度、私たちの大切なスタッフが大病を患いました。小さな団体と言えども事業を行っている団体です。ひとりが突如、欠けてしまった時、職場では大きな混乱がありました。残されたスタッフでどんなふうに考え、仕事を補っていくか、とても大きなできごとだったのです。
病気をした本人自身、突然のことで、大きなショックを受けたことでしょう。頑張り屋さんで職場復帰を果たした本人の同意を得て、この度、病気を抱える人の就業について、ぴっぴでブログを綴りました。
とまどい~それでもやるしかなかった~
彼女の仕事は、3名でチームを組んで進めている仕事でした。彼女の役割は、その3名のうち、中心となって進捗管理をしており、後から入ったスタッフの指導的役割も担っていました。急に彼女がいなくなってからは、残ったスタッフがどれだけ混乱していたかは、他のスタッフの目から見てもよく分かったと思います。
どこの職場でも、スタッフが急に休んでも困らないように対策はしていることでしょう。ここでも、仕事の引継ぎやデータの置き場所などは、誰もがわかるようにしています。それでも、チームの中心的立場のスタッフが急にいなくなると、わかっているようでわからないことがたくさんありました。
こんな時、入院している本人に連絡するのは憚られます。とにかく、『最優先で処理しなければならないことは何か』、『ひとつひとつの仕事がどこまで確認ができているのか』、『何を見ればわかるのか』など、すべてを確認してもまだ見落としがあるのではないかと不安でした。さらに、『今後の役割分担をどうするか』、『今後の人員の配置や補充をどうするか』ということも考えながら調整する必要がありました。
この状況から、落ち着いて通常通りの体制になるにはしばらくかかりました。
(わかば)
次回、スタッフが突然の”がん”診断―治療と仕事の両立支援について(2)へつづく