03.14
越谷レイクタウン「みんなで体験!防災フェス」
震災から1年がたとうとする3月10日に、越谷レイクタウンで「みんなで体験!防災フェス」が実施されました。
ぴっぴは、紙芝居 とぼうさいゲームのコーナー担当として、埼玉県まで出張してきました。
会場となった「イオンレイクタウン」はJR武蔵野線越谷レイクタウン駅 からつながる日本最大級のショッピングモール。
小雨が降り肌寒い中での屋外の実施でしたので、朝10時のスタート直後は人出もまばら。
防寒をして参加しましたが、それでも濡れた足元から寒さがじわじわ伝わってきます。
午後になって天気も回復してくると、買い物ついでの家族連れでイベントらしいにぎわいが出てきました。
ぴっぴのテントでは紙芝居と防災ゲームを30分毎交互で、おとなりのテントでは、ぴっぴでもおなじみの「ゴミ袋でつくるレインコート」と「牛乳パックでつくる紙食器」の工作コーナーが実施されました
今回の防災紙芝居は「じしんがきたぞ~」
アレルギーのあるしんぺいくんが地震に遭遇するというお話。
しんぺいくんのようにアレルギーのある子ども、障害や病気をもった人、体の不自由なお年寄り、妊婦さんや授乳中の赤ちゃん。
災害時、避難所にはいろいろな人が集まり、それぞれの置かれている状況も違う中での共同生活となります。
紙芝居をじっと聞いてくれた子どもたち。地震の時にどんな状況になるかや、避難所では自分と違う人たちもが周りにいるんだよってことを知ってもらえたかな?
防災ゲームは「何をもって逃げる?」という、非常持ち出し品を考えるゲーム。
お買い物ゲームのような感覚で、避難所へ持ち出す品物をかごに入れていきます。
非常持ち出し品が並べられたコーナーには、どれも必要そうなものばかり。
子どもたち悩みながら手に取っていきます。
小さな子どもはお父さん・お母さんと相談しながらかごに入れていきます。
一度にもって逃げることができる量が限られる中、必要最小限のものを選ぶのは大人でも難しいですね。
「どうしてこれを選んだの?」
という問いかけに、子どもたちは自分の言葉で選んだ理由をお話ししてくれました。
ゲーム性をだすために、あえて点数をつけていますが、本当は正解・不正解のないこのゲーム。
でもみんな高得点がとれていました。よかったね!
防災に関する意識が高まったこの1年。子どもたちも非常持ち出し品や防災グッズのことも見聞きしてきていると思います。
しかし、何十回見たり読んだりしたことはよりも、実際に手を動かして防災グッズを作ってみたり非常持ち出し品を手に取ってみたりする体験をしたことのほうが、体の記憶として残っていくのではないでしょうか。
工作ブースでは、作った紙食器で炊き出しのすいとんを食べてみた子どももいたとか。すぐに使ってみるあたり子どもは適応が早く頼もしいですね。
これからも楽しみながら学ぶ実践型ワークショップを通して防災意識を高めていけたらと思っています。
このイベントを企画し、声をかけていただいた特定非営利活動法人BeGood Cafe(ビーグッドカフェ)の皆様、機会をいただきありがとうございました。
はっぴー☆