2024
04.08

【中間報告】つながる支援パックで能登半島地震被災者親子をサポート

事業:つながる支援パック

2024年元旦に発生した能登半島地震で被災した子育て家庭を応援しようと、皆さんからのたくさんの寄付・ご協力をいただき、ありがとうございました。未だ能登では不便な生活を強いられている方もたくさんいますので、今後も継続的に支援を行う予定ですが、今回は中間報告として、3月末までの支援についてご報告いたします。

能登支援中間報告01

まず、1月5日から寄付金の募集を開始しました。当初の目標額は50万円でしたが、3月末までにその2倍以上の寄付が集まりました。

支援は1月から開始しました。「つながる支援パック」として乳児やアレルギーがある子どもが必要とするものを1つのバッグに1人分ずつセットして、第1弾は珠洲市・七尾市に届けました。浜松市は対口支援として珠洲市の支援に入ったので情報を第一に知ることができ、当団体は支援することにしました。珠洲市では被害が大きく、断水・交通マヒも起きているなど、乳児連れで生活するには厳しい状況でした。そこで乳児のいる家庭は珠洲市以外に2次避難をする人が多かったことから、第2弾の支援は、珠洲市の人がたくさん避難しているという金沢市に届けました。また、赤ちゃん用品は支援物資として国からも届き、十分足りているという現地のお話があったため、第3弾以降は幼児用品や、女性用品を詰めたセットにしました。3月までに、珠洲市に3回(七尾市に1回を含む)、金沢市に3回、つながる支援パックを送りました。

また珠洲市、七尾市には、1回目の支援の際、愛媛県宇和島のU.grandma (グランマ)から送っていただいたドライシャンプーを、奥能登などに入った災害支援者に送りました。

能登支援中間報告04

<支援の内容>

支援先 支援したもの
珠洲市・七尾市 乳児用つながる支援パック・アレルギー用つながる支援パック
金沢市 乳児用つながる支援パック・アレルギー用つながる支援パック
珠洲市 幼児の肌着・下着・靴下
珠洲市 幼児用アレルギー対応食
金沢市 幼児用レトルト食品・アレルギー対応食、女性用品
金沢市 幼児用肌着・下着・アレルギー対応食、女性用品

<収支中間報告(331日現在)>

区分 項目 金額
収入 集まった寄付金額 \1,144,821
認定NPO法人はままつ子育てネットワークぴっぴより寄付 ¥96,295
合計 ¥1,241,116
支出 支援物資購入費 ¥740,431
パック・運送費等 ¥99,462
合計 ¥839,893
差し引き残高 ¥401,223

3月末に、今回の配布に協力していただいた珠洲市健康増進センターと金沢市社会福祉協議会に、現在の状況についてお話を伺いました。

珠洲市
仮設住宅が建ち始めているため、入居できた子育て家庭は、2次避難先から珠洲市に戻ってきたり、珠洲市で仕事をしている人たちが徐々に帰ってきたりしています。保育園も300人いた園児が、被災後は80人程度になったのですが、現在は120人以上に戻ってきています。まちでもスーパーが再開し、交通の便が良くなってきたことで、車があれば買い出しに出かけやすくなったというように、徐々に変化してきています。

金沢市
避難所からアパートに移る人も出てきているようで、避難生活をしている人のところに相談員が巡回し、困りごとの相談を受けながら、状況把握をしています。避難生活をしている人の場として発災後から行っている「あつまらんけ~のと」は、4月以降も開催延長が決まり、現在もたくさんの方が集まっています。

このように能登の現状を聞くと、まだまだ支援が必要です。

季節が変われば必要なものも変わってきます。 “今、必要とされているものは何か” 現地の話を聞き、今後も継続的に支援していきます。

能登支援中間報告02

今後も引き続き皆さんのご協力が必要です。ぜひ、ご協力くださるようお願いいたします。

寄付の詳細はこちらから

寄付の方法:下記ページより、クレジットカード・銀行振り込みができます。

(わかば)