2016
02.09

つながる支援パック

事業:つながる支援パック

これまで、防災パックプロジェクトの始まりから経過を1年ほどブログで紹介してきました。今後、現在の状況と伝えられていない補足の話題を掲載していく予定です。
今回は「つながる支援パック」についてです。
防災パックプロジェクトでぴっぴは、災害時要配慮者と考えられる乳幼児を視野に入れて検討してきました。たくさんの調査をし、支援物資として災害時に乳幼児家庭は何をもらえたら助かるのかを探り最低限の10品目に絞りました。その物資をひとまとめにしたものが防災パックです。そして、支援物資10品目を入れるのに何が必要かも併せて検討してきました。
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そして、これまでの経緯の中で詳細な説明をしていませんが、最初は輸送に運びやすい、避難所でテーブル替わりに使えるなどということから箱詰めを考案してきたのですが、最終的には箱詰めではなくバッグ詰めになりました。箱だと災害時に狭い避難所では邪魔になる、ものを運ぶのならバッグが良いというのが多くの人々からの意見でした。ただ、バッグに乳幼児用の支援物資をもらっても「なんでこの家族だけ支援物資がもらえるのか」と単純に見た人たちは思うでしょう。
そこで、要配慮者であり、子ども特有のものが入っていることを示すためのロゴを考えました。“子どもがいます。いざという時たすけてください”という言葉を添えたものです。配給された後に足りなくなった物資を足すにしても、もらうにしてもこの支援バッグのロゴを見てもらえば、子どもがいる家庭だと理解はしてもらえます。
災害時の被災地ではもしかしたら誰もがピリピリしているかもしれないけれど、子育て家庭同士、またはそうでない家庭が相互で いる/いらない ものを工面して助け合えるかもしれません。大変な時だけれど、その一助としてものを交換しあえる、気持ちがつながれるようにと「つながる支援パック」という名がつけられました。
この「つながる支援パック」という名称は、その後に検討したアレルギー患者用にも「アレルギーがあります」というロゴを入れたバッグとして同じように使おうと考えています。

<hiro>
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