2005
06.17

神沢利子さんの講演会にいって来ました

取材

「くまの子ウーフ」でおなじみの神沢利子さんの講演会「書くことと生きること」へ行きました。冷たい雨の中、若いお母さんから年配の方まで実に幅広い神沢ファンで定員300人の会場は満席。期待に満ちた熱気でいっぱいになりました。81歳とは思えない若々しいお姿に思わず「ステキ!」とつぶやいてしまった・・・。幼い頃を過された樺太(サハリン)での経験、お話を書くようになった経緯など、ユーモアを交えながらテンポよくお話してくださいました。
私たちを取り巻く現状に危機感を持ち、80代になって語り始めた神沢さん。「生」への深い愛情と強い意志を感じました。お話に登場する子ども達にはモデルはなく、自分自身の「こども」の感性から生まれたそうです。そして多くの子ども達、多くの大人の中の「こども」の感性が揺さぶられる訳です。
神沢さんは本当にたくさんのことを私達に伝えてくださいました。
「個の中に深く降りていくと普遍に繋がる」と「愛されて育てられなければいけない子ども達に命の炎を燃やし続ける風を送り続けたい」という言葉が深く残りました。
今回伝えきれなかったことは次回にとお約束して会を終えました。
講演会に行かれた方いらっしゃるのではないでしょうか。いかがでしたか?感想をお聞かせ下さいね。<やまねくん>
神沢利子