2022
11.14

浜松ライオンズクラブで防災講座

事業:その他

11月11日(金)、浜松ライオンズクラブの定例会にて、防災講座を行いました。『災害時の究極の選択シミュレーション』ということで、クイズ形式の講座です。災害時に起こりがちな問題を、設問ごとに違う立場になって、どのような対応をするか真剣に考えるというものです。
20221111ライオンズ防災講座01
避難所にはいろいろな立場の人が集まります。災害の規模が大きくなればなるほど、そこでの生活も長引きます。立場や状況が違うからこそ、避難所生活という集団生活の中で、互いにどのように折り合いをつけるかを考える場面が次々に起こります。例えば、避難所の中でのいろいろな役割分担をどうするかを、日頃家事をしたこともない人だったら?または、昼間は仕事で避難所におらず、夜だけ避難所生活をしている人だったら?もしくは、徘徊をするため目を離せない家族がいる人だったら?と、それぞれの立場で考えました。
このクイズには、正解はありません。でも、いざ災害が起こると、避難所生活などしたこともない人が集まり、その中で生活していかなければなりません。いざとなれば各避難所に行政職員が来て指導してもらえると思っている人がよくいます。しかし災害時の避難所で、行政職員の指導が得られることはほとんどないです。実際は避難所にいる人たちでルールを考え、助け合いながら生活をしていくことになります。
20221111ライオンズ防災講座02
参加した人たちは、今回このように考えることによって、万が一の場合を少し想像することができたでしょうか。災害が起こることを避けることはできません。物資を備えることも大切ですが、このように災害時に起きそうなことを少し想像して、いろいろな場合を想定しておくことも必要です。
またできることなら、災害が起きても避難所に行かなくてもよいような備えをしておくと安心です。ぜひこれを機会に、災害発生時のことを想像しながら、日頃の備えを見直してもらいたいものです。

(わかば)