10.11
子育てと仕事の両立 がんばりすぎないわが家のスタイル
10月8日午前10時、昨日の雨が快復して曇りがちながらも寒くもなく始まりました。
みなさんに自己紹介をしていただき、育児と家事のチェックや各個人の一日について記載していただきながらグループワークをしました。
参加者は半数以上がご夫婦で参加してくれました。ふだんなら、「うちは〇〇をやってくれない」、「私がワンオペで・・・」と不満などももっての参加なのですが、今回の参加者のみなさん、夫婦ともに優しくお互いを思いやり、家事もできるだけパパもこなしている様子。
両立で重要と思うこととはという質問には、「完璧を求めない」、「感謝の気持ちを忘れない」、「優先順位を落とす」など。ん?どこかネットで両立についてのアドバイスで書かれているようなことをすでに実行しているという感じで優等生夫婦なのでした。
取材に来られた記者さんから「え~。この最後の締めはどうなるのですか?」と質問されるほど、出来過ぎているように見えたのです。
では、何を思ってこの交流会に参加したのか?
参加者には育休中のママのいる家庭が多かったので、「今は家にいる分、落ち着いているけれど、今後復帰してどうなるのか心配」という不安の下、みんなはどうなのかなという気持ちで来られたのでしょう。
夫婦別のグループで話をしてそれぞれの家庭のことを話し合ってもらいました。
交流会では、それぞれ同じだなと安心して、過度に心配しなくても良いこと。同じ境遇だからこそ分かち合える連帯感で、ふだん聞けなかったことをなんでも質問できること。
これらを味わっていただける時間にしたかったのです。
講師からは後半に、育休復帰での生活や職場でのコミュニケーションなどの話をしました。
参加者にとって、初めての経験が多いため不安は大きいでしょうが、育休復帰後はこれまでにふたりで培ってきたことを忘れないで、これからも話し合って独自スタイルを確立させていく力をつけていくことがたいせつです。今回、あらためて再確認の時間となったのではないかと理解しています。
講師としては、この交流会の企画はどうだったのか、最後のアンケート結果を気にしながら終了しました。
(Hiro)