09.30
よりよい親子関係について学ぶ
9月27日(水)、父親&母親のための子育て教室を開催しました。
今回は、子どもの発達について不安や悩みがある方や、関心が高い方を対象に、小学校に上がる前までにいかに親子関係を作っていけるか、そもそも子どもの心とからだはどのように発達するのかということについて、公認心理士の講師から学びました。
子どものからだや感覚の発達には順番があるということ、幼児のうちに、いろいろな遊びを通して様々な刺激を受けることで発達していくので、親子で“楽しく”、子どもにとっていろいろな刺激のある遊びをすることが大切なのだそうです。例えば、「だるまさんがころんだ」などは、いろいろな刺激がある“良い遊び”なのだとか。
また、よりよい親子関係について考える時、親自身の期待が高すぎてしまい、子どもができないということがよくあるそうです。例えば「2歳の子どもがお友だちと仲良く遊べない」と悩んでも、そもそも2歳くらいの子どもはお友だちと仲良く遊ぶということが難しい年代なので、これは親の期待が高すぎたということになります。
親自身が子どものからだの発達や能力に合わせた期待を持つということが、親にとっても子どもにとってもストレスがなくより良いかかわり方への第一歩のようです。また、子どもが問題のある行動をとった時の対処方法も重要で、どのように声掛けをするか、どのように対応するかということをグループに分かれて意見交換をしました。
今回平日の開催でしたが、パパ・ママ・おばあちゃんの参加もあり、グループに分かれて意見交換する時間もたっぷりあり、充実した2時間を過ごせたようです。参加者からも先生のお話を理解して、これからの子どもとのかかわり方の参考にしようとする声をたくさんいただきました。先生の最後の言葉の中に、親自身が疲れてしまっていると良いかかわりが難しいから、疲れているなという時や、不安でいっぱいの時には、身近な人に手助けしてもらったり、専門家にアドバイスをもらったりしてくださいという言葉があり、印象的でした。子育てを一生懸命がんばっているパパやママは素敵ですが、時には自分自身を甘やかし、余力ができたところで子どもたちと良いかかわりを持ってほしいものです。
(わかば)