2014
09.29

【ココ研勉強会】なかよし館

事業:ココ研

今年度のココ研勉強会は「子どもの居場所」をテーマにスタートしました。
sfa016-s.jpg来年度に向けて浜松市の子育ての状況はどうなのか。
なかなか書けなかったところですが、今後、できるだけ発信していきたいと考えています。
しかし、お断りしておかねばならないのは、ぴっぴは「浜松市子育て情報サイトぴっぴ」の運営団体ではありますが、このブログはあくまでも法人の立場で発信していきます。
公式ではないことを重々お断りしておきます。
■なかよし館について
来年度より、なかよし館14館のうち12館が放課後児童会に転用されることが発表されました。これに伴い、多くの親子の居場所、子どもの居場所が減るということで反対意見が多くあったことを耳にしています。
なかよし館は現在、シルバー人材センターが委託を受けて運営をしています。利用年齢層も妊婦から小中学生までと幅広く、学校が終わった後の子どもの居場所にもなっています。
今回の措置で、浜松市は乳幼児の親子の居場所が減る代替として、子育て支援広場にそれを担わせようとしています。現在19あるひろばをさらに増やして25にするのだそうです。
放課後児童会になるなかよし館ですが、夏休みなど長期休み以外は午前中は空くことになるため利用については検討中らしいのですが、放課後児童会にならない2館のなかよし館は一日開く子育て支援ひろばとして使用されることになるのだそうです。
ただ、課題は、3歳以上の子どもたちの居場所です。
これまで、子育て支援ひろばの利用対象は0、1、2歳児の親子でした。これについては以前から問題がなかったわけではありません。浜松市の場合、幼稚園などは3年保育が主流ですが、他地域から転入してきた場合、2年保育をしていた地域から来た親子がいることもあります。浜松では3年保育をしていないと子育て支援ひろばには参加できず、行く場が限られてしまっていました。
今後、なかよし館が閉館となると益々、その親子の居場所がなくなるわけですし、小学生以上の子どもたちの居場所もなくなってしまいます。
そこで、浜松市は未就園児について子育て支援ひろばの対象年齢を再検討することになっているようです。
どの環境においてもそうですが、選択肢がいくつもあって自分で選んで出かけられるという形がよいですね。親子でのんびりと家で過ごすのもよいですし、同じくらいの子ども同士で交流をしたり、子育てについて保護者や専門家と話す機会があったりと様々な場がありることで子育てが楽しいと感じられるのかもしれません。
なかよし館が小学生以上の居場所としての機能を果たせなくなるのはまだ課題ですが、今後どのように検討されているのか調べていく予定です。

<Hiro>
<ココ研> 子ども・子育て支援新制度研究会