2014
01.29

「子育ての未来を語る日」を開催しました

事業:ココ研

子ども・子育て支援新制度について考える【ココ研】の第3回勉強会は、より多くの方に参加して頂けるよう、講演会・対談・座談会からなる催し「子育ての未来を語る日」として1月26日に浜松市地域情報センターにて開催しました。
午前のプログラムは、安藤哲也氏による講演「これからの子育て」からスタートしました。
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父親の子育て支援・自立支援事業を展開するNPO法人ファザーリングジャパンを立ち上げ、現在は副代表である安藤氏。地域では、保育園・学童クラブの父母会長、小学校のPTA会長などを務めるほか、NPO法人タイガーマスク基金の代表、厚生労働省イクメンプロジェクト推進チーム座長を務めるなど大活躍。「育児を楽しめるカッコいい男」=いわゆるイクメンの先駆者的存在です。
安藤氏のお話は、自身の最初の子育てで妻に育児をまかせきりだったことから起きた失敗談を入り口に、男性の育児参加の必要性とメリットを具体的に解き明かしました。「男の育児は質より量。イイトコドリ育児をやめよう」「イクメンという言葉が無くなるのがゴール」などのメッセージは、子育てまっ最中のパパやママたちに響いたのではないでしょうか。「男性の家事育児と働き方の見直しが、家庭と地域社会を変える」という明確な主張が伝わるお話でした。
休憩時間に行われた著書販売の場では、「今から7日以内にパパになるんです!」と、男性が安藤さんに握手を求める場面もありました。
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つづいて、浜松市長 鈴木康友氏を迎え、安藤氏と「これからのワークライフバランス」をテーマに対談を行いました。市長と長年の交友がある 作家・鈴木光司さんも有名なイクメンとして話題にのぼり、短い時間ながらも子育てをめぐる話題が広がりました。
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午後は、座談会「どうなっていくの?これからの子育て」。安藤氏に加え、静岡県健康福祉部こども未来局こども未来課局長・萩原綾子氏、NPO法人子育てひろば全国連絡協議会 理事・松田妙子氏、そして ぴっぴ理事長・原田が登壇しました。
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座談会では、静岡県(浜松)だけでなく東京など全国さまざまな市町での事例をあげながら、保育や子育てひろば、学童保育などについて横断的にディスカッション。
子ども・子育て支援新制度の、地域の実情に沿った準備のためにも「広域で情報共有をすること」「民間からボトムアップで情報発信すること」の大切さが再確認されました。
また、場内参加者とも意見交換を行い、民間学童保育についてや、発達障害の子どもの居場所についてなどが議論されました。
子育てに関わる多分野の方々が集う機会となった「子育ての未来を語る日」。これまで意識していなかった領域にも目を向け、地域や社会全体での子育てを考える場となりましたら嬉しいです。
◎【ココ研】次回 第四回は、子育て関連の各分野の方々同士の「交流会」とします。日程は2月12日(水)、会場は 浜松市子育て情報センターです。ただいま先着順で申し込みを受け付けています(定員:50名)ので、参加希望の方はぴっぴまでお電話(053-457-3418)ください。
◎静岡新聞に当日の様子が掲載されました(2014年1月28日 静岡新聞社掲載許可済)
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(midori)