2016
07.26
07.26
社会貢献の輪で課題解決
武田薬品工業は、社員の「年次有給休暇取得率(年休取得率)」に応じて「NPO法人に寄付をする制度」を導入すると発表しました。年休取得率65%を達成すれば、2団体に約100万円ずつ寄付するというのです。
これによって、社員が有休を取得するハードルが下がります。
自分たちが有休を取得すれば自分自身がうれしいだけでなく、社内で有休取得する人が増え、取りやすい雰囲気にもなります。
さらに、取得率がある一定の割合に達すれば、会社が社会貢献しているNPO法人に寄付をします。それによって、そのNPO法人が社会貢献する機会が増えます。
なんてすばらしい制度でしょう!!
この制度に倣って、例えばこのような制度はどうでしょうか。
企業の中で、社員が「がん検診受診をして受診率が向上」すれば、その企業が社会貢献として「関連する活動を行っている団体などを応援してくれる制度」です。
もちろん、その企業の社員も健康チェックができますし、万が一の場合も、早期発見・早期治療で重篤になってから気づくということを防げます。
社員が健康であれば、会社の成果も上がります。社内の雰囲気も、社員同士の気遣いや思いやることができるようになり、誰かが検診に行く日は「おたがいさま」の気持ちで助け合うようになるでしょう。
さらに、このような企業からの応援を受けた団体は、社会に役立つ活動の機会が増えたり、活動内容がさらに充実していくことでしょう。
どこに目標を定めて、どこにその利益を見出すかを考えることによって、社会に貢献する循環ができていくと良いですね。