2022
04.30

中区主任児童委員と子育て家庭の防災を考える

事業:ぼうさいぴっぴ

4月26日(火)、アイミティ浜松(浜松市立勤労青少年ホーム)にて中区主任児童委員部会の研修会が開催され、その中でぴっぴの防災講座を行いました。

20220423中区主任児童委員と子育て家庭の防災を考える

今回のテーマは、「子育て世代の困りごと、いざという時の防災知識」です。
妊婦さんや乳幼児連れ・小さな子どもがいる家庭では、いざという時に手助けが必要です。大きな災害が起こると大人も不安になるように、子どもたちも敏感に感じ取り不安になります。いつもより泣いたり、アレルギーがひどくなったり、赤ちゃん返りをする子どもも増えます。周りの人にもこの状況を理解してもらう必要があります。支援物資をもらうために長い列に並ぶことも、小さな子ども連れには大変です。そういうひとり一人の困りごとを、どうやって解決していくか、災害が起こる前に地域ぐるみで考えていくことも必要です。

災害はいつか起こるかもしれないけれど、できる限り備えておくと安心です。備えというのは、モノを揃えておくことだけではありません。小さな子どもでも年齢に合った防災教育をしておくことや、実際に訓練してやってみることが大切です。知識は経験によって、より深めることができます。さらにいざという時に冷静に判断することにもつながります。だからこそ、地域防災訓練などにも、小さな子ども連れや障がいのある人たちも参加してもらって、地域の人同士の顔の見える関係をつくり、いろいろな立場の人が一緒に訓練して、いざという時の困りごとをお互いに共有しておけると安心です。
この2年ほど、コロナ禍により、主任児童委員の皆さんも地域の子育て世代とのかかわりの機会が減少し、実態がつかみにくくなっているということを、事前の打ち合わせの時に聞いていました。かかわりの機会が少ない今だからこそ、限られた機会を大切にしたいですね。そして私たちも、いつも地域の課題を気にかけ、何かあればバックアップしてくれる主任児童委員の方たちが、私たちの地域にいるということを知っておきたいです。子育て中の方で不安や困りごとを解決できずに困っていたら、みなさんの地域の主任児童委員に相談してみませんか?
地域の主任児童委員がわからない場合は、お住いの区の社会福祉課で教えてもらえます。

(わかば)