2018
11.15

御前崎アレルギーっ子の会で講演

事業:ぼうさいぴっぴ

11月4日(日)午前中、御前崎市佐倉公民館で「“家族を守る”子育て世代における防災・減災力~アレルギー患者が避難所で抱える問題~」というテーマでお話をしました。

近年、全国各地で地震、水害など多くの被害がありました。この災害を経験した方々からの感想や意見を伺い、それをもとに、当団体では減災BOOKや各教材を使って講座を行っています。

今回はアレルギーを持つおとなや子どもに向けて、アレルギーっ子の会が設けてくださった場で、被災者が避難所で困ったこと、被災地の状況などから特にアレルギーに関係する話に焦点を当てながらお話をしました。また、つながる支援パックを支援物資として送った経緯や使われ方についても説明しました。

御前崎1

講座では、小さなお子さん連れのファミリー、掛川市のかけがわこどもアレルギーの会の代表の方や御前崎市の危機管理課の職員の方も参加されていました。講演後、助産師さんから、つながる支援パックの「アレルギーがあります。」の内容について質問がありました。アレルギーについて浜松医大の専門医に監修しただいたものについてお伝えしましたが、後から、アトピーのひどい子のお母さんが内容物について感激してくださったということでしたので、長々と内容物について検討した甲斐がありました。

御前崎3

その後、会が準備された、アレルギーフリーの保存食の試食が行われました。以前は味気ない保存食が多かったのに、カレーやスープなどバラエティにとんでおり、子どもでも飽きずに食べられるようです。

災害が起きた時、必ず不自由な状況が発生します。特に要支援者にとっては自分が必要なものはできるだけ自分で持っておいた方がいいです。特別であるため、すぐに調達できない場合が多々発生するでしょう。だからこそ、必要な物は自分で常に準備しておき、持ち出せなかった場合でもメモ書きをして持っていればなんとかなるかもしれません。

誰かがなんとかしてくれるかもしれませんが、時間がかなりかかってしまう可能性は大。こういう時は自助の精神が必要ということを、今回に限らず多くの場所でお伝えしています。

<hiro>