2018
07.04

南区地域支援で防災ワークショップ

事業:ぼうさいぴっぴ

浜松市には子育て支援ひろばが24ヶ所あるのはご存知でしょうか。

3歳未満の子どものいる親子が気軽に集えるところです。
子育て支援ひろばの大半は平日開催されているので母子の参加が多いのです。
その子育て支援ひろばは保育園やNPO団体が浜松市から委託を受けてやっているのですが、その中に地域支援事業というものがあります。

地域支援事業とは「地域全体で、子どもの育ち、親の育ちを支援するため、地域の実情に応じ、地域に開かれた運営を行い、関係機関や子育て支援活動を実施する団体等と連携の構築を図る取組」を行うものです。
各区の中で一ひろばが中心となって行っているのですが、南区ではサンサンひろばがその中心となっています。
毎年、他の子育て支援ひろば、区の健康増進課、助産院、保育園、幼稚園、子育てサークル、民生児童委員の方々が集まってお互いの活動を知ったり、勉強会を開いたりして学び合い地域内での連携を図っていますが、今年の南区でのテーマは気になる防災です。

南区地域支援1

南海トラフ被害想定が出て以来、特に海に近い南区の支援者の方々には気になるところです。近年、大きな地震が起きているため、どうやって災害を乗り越えるかは共通の課題であるのでしょう。

3回シリーズということで、ぴっぴがお手伝いをすることになりました。
1回目、「各地域の状況を知ること」で、それぞれの活動場所について再確認し、支援者の対応について知っていただくことにしました。

南区地域支援2

グループワークで、それぞれの活動拠点からの避難地、避難所の確認。そこへ行くまでの経路などに何があるのかも確認しました。
各自の自宅とは違い活動拠点や職場であるため、避難地、避難所を知らない人もいます。
参加者の中には「避難所が遠い」という声。

南区地域支援3

災害が起きると避難所に行くという行動がインプットされている人は多いようですが、「避難所は自分の家や住むことができなくなった人たちが行くところ。是が非でも行く必要はないのですよ」など説明を加えていきました。
もしも避難所に行くことになってもその経路はどんなことが起きているかわからないので、事前に防災訓練として避難所までの道のりを歩いて危険個所などをチェックしておくのもよいでしょう。

幼稚園や保育園では、東日本大震災以降は防災マニュアルなどしっかり作られており、どこに避難するか、お迎えはどうするのかなど保護者との間で決めてあるとのこと。東日本大震災の時のように、昼間に災害が起きれば、家族がバラバラになっているので、落ち合う場所をあらかじめ決めておかねばなりません。

東日本大震災後の宮城県・南三陸町の公立志津川病院に当時、勤務していた菅野医師が九死に一生を得た体験を講演された折、患者を最上階になんとか避難させることができたのは、常時行っていた防災訓練のおかげであったとのことでした。支援者も災害時の誘導などシミュレーションしておくと咄嗟の時に必ず自然と行動に出てくるものです。
ここでは、お昼寝時に地震が発生したことを想定しての訓練。寝入っている子どもを起こすのは至難の業だった。たいへんだったが防災訓練を何度か行うことで咄嗟に逃げる準備が子どもたちにも身についてきたことや近所の避難タワーに逃げるために途中畑を横切るのが一番早いことに気づき、有事の際には畑に入って逃げる許可を地主さんにとっておいたという以前、伺った袋井の海沿いの保育園園長からの防災訓練の話を披露させてもらいました。

保育のプロがいるところを頼って有事の際は親子がやってくるかもしれません。
そのように想定外もありだと割り切って対処できる心の余裕をふだんから持っておくこともふだんの防災訓練の一つとして想定しておくこともありでしょう。

グループでのワークショップは地区ごとでしたので真剣にみなさん話し合っていました。

次回は、地震災害において実際に現地へ出かけた調査でわかったことについてお話する予定です。

<hiro>