2014
08.22

「親子防災キャンプ」開催しました!

事業:ぼうさいぴっぴ

8月16日、新津協働センター体育館にて、浜松市 子育て世代の避難所体験事業「ぴっぴの親子防災キャンプ」を開催しました。

暑いさなか、しかもお盆休みの時期にもかかわらず応募が多数あり、参加者・スタッフ合わせて総勢84名での開催となりました。子どもたちの年齢は2歳から中学生までと、幅広い構成でした。

参加者の皆さんには、事前に詳細な持ち物リストを渡して「これらを準備してください」と伝えることは、あえてしませんでした。「地震が起きて、こういう状況になりました。必要だと思うものを準備してお持ちください」と伝えるにとどめました。

さあ、何を持っていくべきか?それを考えるところから、すでにプログラムは始まっています。

うけつけ

わずか一泊二日とはいえ、多数の家族がひとつの空間で寝食をともにするのです。炊き出しも参加者が自ら行い、夜は体育館の固い床に寝具を敷いて眠ります。エアコンやシャワーが無いのはもちろん、プライバシーも無いし、テレビやゲームなどの娯楽もありません。

さあ、子どもたちはどうなるかな?と思っていましたが、みんな、意外と平気な様子。起震車体験や遊びのプログラム、カッパやスリッパづくりなどのワークショップはもちろん、被害想定についての少し難しいお話も、しっかり聞いていました。

そして夜。ほとんどの子たちが、消灯まもなくスヤスヤと寝息を立てていました。翌朝も、元気いっぱいの子どもたちの姿が印象的でした。

かっぱ作り

実際の避難生活と違って、一泊二日で帰れることがわかっているからこそ、非日常気分で楽しめた面もあるのかもしれません。

そんな中でも、本当に地震が来たときのために、何を備えておくべきか?参加家族の皆さんは、たくさんのヒントや課題を持って帰られたのではないでしょうか。

この体験を糧に、自らの備えをもう一度確認するとともに、地域のつながりや助け合いを強めるアクションにつなげていただければと思います。

 

【事業のようすが新聞に掲載されました】

◎2014年8月17日 静岡新聞掲載許可済

静岡新聞

◎2014年8月17日 中日新聞掲載許可済

20140817中日新聞親子防災キャンプ.jpeg

(ずきんちゃん)