2012
03.07

袋井市男女共同参画推進講座 

事業:ぼうさいぴっぴ

2月26日、袋井市の北公民館ホールにて親子防災講座を行いました。親子連れや地域の皆さん、日曜日という事もあり、お父さんの参加も多く、50名近くの方が参加しました。

袋井市男女共同参画推進講座 

まず、阪神淡路大震災のDVDの後に、東日本大震災の写真を見ながら、被害の様子や、避難所での実態を伝えました。妊婦さんや子育て中の親子も要援護者ですから、自分たちの事を地域の皆さんに知っておいてももらうことが大事です。日頃から行事や防災訓練などは男性に任せきりにすることなく、積極的に参加し、訓練により気付いた事を実際の場で活かせたらいいですね。

袋井市は浜岡原発から半径30km圏内にほぼ全域が含まれることから、市民の方々が安全に避難できるよう、「安定ヨウ素剤」(注1)を備蓄することを決めています。また、海岸沿いに平野が広がる袋井市では、津波被害の軽減策として、津波避難ビル指定推進事業も進めています。これらの市の取り組みは「広報ふくろい」で発信されています。
前半の講座は大人向けの講座でしたが、子どもたちも大変熱心に聞いてくれました。命を守る「ダンゴ虫のポーズ」もやってみました。

袋井市男女共同参画推進講座 

さて、後半はワークの時間です。新聞紙でスリッパを、ビニールのゴミ袋でカッパを作りました。できあがったスリッパを履いて、瓦礫に見立てた卵パックの上を歩いてみました。このワークは「身の回りあるものも視点をかえれば、こんな風に使えて役に立つよ!」という意味合いですので、皆さんも是非いろいろ工夫してみてください。

袋井市男女共同参画推進講座 

参加者の方からは、地域や参加しているグループに伝えていきたいとう感想も頂きました。
それぞれの家族での防災意識を高めるきっかけになったのではないでしょうか。

袋井市男女共同参画推進講座 

(注1)安定ヨウ素剤:放射性物質が飛散した場合、放射性物質のうち、放射性ヨウ素の吸収により甲状腺被ばくを低減するための防護剤。

<やまねくん>