2009
08.26

第5回全国防災まちづくりフォーラム

事業:ぼうさいぴっぴ

25日の運営ブログのほうでも触れていますが、「防災フェア2009 in はままつ」の一環として開催された「防災まちづくり活動発表会(全国防災まちづくりフォーラム内)」の様子をレポートします。

今回、活動発表した団体は、

1.泉自主防災隊・和合町自主防災隊
2.伊勢湾台風物語バリアフリー上映実行委員会
3.可美地区社会福祉協議会
4.湖西市災害ボランティア
5.特定非営利活動法人はままつ子育てネットワークぴっぴ
6.豊川防災ボランティアコーディネーターの会
7.豊橋防災ボランティアコーディネーターの会
8.浜北ボランティア連絡協議会
9.浜松市北区災害ボランティアコーディネーターの会
10.南御厨地区自治会

の皆さんでした。また、第三回まちづくりフォーラムで審査員特別賞を受賞した、清水寺警備団の近況報告もありました。

我々も発表者の一端として参加していたのですが、各団体の方々の発表内容はとても興味深いものでした。

たとえば、「伊勢湾台風物語バリアフリー上映実行委員会」の発表では、音声で解説された映画を、目を閉じて「聴く」という体験をしました。映像をことばに置き換えるということの労苦が推し量られましたが、確かにそれも「映画」体験だと感じました。

また、「豊川防災ボランティアコーディネーターの会」では、想定災害において、傷病者メーキャップをした患者役ボランティアに対して、施設職員がトリアージなど救護シミュレーションを行っている様子の映像を発表。顔面が裂傷したり内臓が飛び出しているような真に迫ったトラウマメイクを施したボランティアの写真には、私たちも息を呑みました。ですが、災害現場の実態をよりリアルに想定するためにはたいへん有効なことだと思いました。

そして、22日の「ぴっぴのドキドキ!防災ゲーム」の会場でも「地震だ!どうする?ボードゲーム」を実施した「浜松市北区災害ボランティアコーディネーター連絡会」では、企業や大学生ボランティアの協力を得て活動内容を大きく広げてきた様子をパワフルに発表しました。

清水寺警備団の発表では、袈裟を着た録事さんが、警備団の消火訓練の様子を発表。厳寒の中で行われるきびきびとした訓練の様子や、東山地域を広範にカバーする配水管のお話を聞き、さすが重要文化財!と感心、感動でした。

他にも、さまざまな団体が、それぞれに個性ある活動で頑張っておられることが改めてわかり、とても勇気づけれらる発表会でした。

ぴっぴの発表では、これまで行ってきた「子どもを守る防災ワークプロジェクト」の中で、特に毎回人気を集めている「ビニール袋でかんたん!カッパづくり」の映像を紹介しました。
楽しい防災訓練をすることも可能である、女性や子どもの視点をもっと取り入れよう、地域の「お互い様」の精神を大切に…と、これらはこれまでのワークショップの中でずっと伝えてきたことでもあります。

第5回全国防災まちづくりフォーラム

発表に対しては、審査員と一般投票により賞が授与されましたが、これは活動事例に優劣をつけるためのものではなく、「お互いの活動にエール交換しよう」という主旨だとのことでした。
この賞の中で、ぴっぴは最優秀賞をいただきました。予想外のことに驚きましたが、皆様から大きなエールをいただいたと認識し、感謝しています。これからも地道に、いろいろな団体とつながりながら、しっかりとした大きな流れにしてゆければいいな、と思います。

※写真は司会の大木さん(テレビ朝日アナウンサー)と。

(ずきんちゃん)