2010
05.03

スタッフの入院体験記

事業:女性のがん検診

入院4月はじめに、子宮筋腫の手術で入院していました。
入院するのは出産以外にも経験があるのですが、初めてではなくてもやはり緊張するものです。この緊張感は、自分ひとりだけのものではなく、意外に家族全員に伝染していたようで、私が不安を感じていたり緊張していたりすれば、夫や子どもも同じように不安や緊張を感じているようで、オロオロしているように見えました。
重い病と闘おうというものではなかったのですが、家族のそういう様子を見ていた私は、不安にさせてしまって申し訳ないなと感じました。
手術の前後は絶食状態になり、緊張と空腹で元気がなくなりました。
私の場合、手術が終わってから1~2日もたてば、傷の痛みもやわらぎ、歩けるようになりました(まあ、できるだけ歩く方がいいとドクターに言われたので、無理して歩いていたということもありますが)。
でも、やはり本来の元気が出たのは、水や食事を口から摂れるようになってからです。
口から食事をするということがこんなに大切なことなのだということを認識するのは、普段元気に過ごしているとなかなかありません。
「痛みはどうですか?」
と様子を見に来てくれた看護師さんにその話をすると、
「それが大事なのよ!!みんな元気になると、口から普通に食事ができるありがたみを忘れてしまうけれど、このことを忘れないでね。忘れずにいれば、病気にならないように気をつけたりできるから。」
と言われ、健康に毎日生活できることが幸せなのだと実感しました。
今回の入院生活は、病室からの眺めも良くていろいろと気兼ねもしない状況で、担当のドクターや看護師さんたちも優しくて、時間になればおいしい食事も出てくるとても快適な生活を送れました。
でも、昨年度は乳がん検診を受けようと思いつつも、結局受けずに過ぎてしまいました。これからの健康な生活を維持していくためにも、家族に不安を感じさせないためにも、何も症状がないけれど、近いうちに乳がん検診を受けなければいけないと思いました。  

わかば

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