2016
11.23
11.23
こらぼ講座で「地域の防災力アップ」
11月13日(日)、日本郵政グループ労働組合の依頼で、防災講座を行いました。
地震や津波が起こるとどうなるのか?そして、それにどのように備えればよいのか?というお話をしました。
「備え」というと、「役立つものを備える」ということを想像する人が多いのですが、「いざという時に役立つ知識」を持つように備えておくことも大切です。防災講座を受講する時には、「こんなこともあるのか」「意外にもそんな風になるのか」という新しい発見があることで、いざという時に役立つ知恵を身につけておくことで、いざという時に冷静に判断して行動することにつながります。
災害時には、男女共同参画の視点が大切です。
東日本大震災後、「避難所生活をしている人は、同じ被災者であり、ひとつの大きな家族だから、避難所に届いている仕切りを使うことはやめよう」という避難所があったそうです。
しかし、着替えをする時や、おむつ交換する時、授乳する時など、やはり仕切りを使いたい、あるいは、専用の部屋を用意してほしいということはあります。そのような思いや声を、避難所生活をしているもの同士で伝えられることが大切です。
いざという時にどのような避難所運営が良いのかを考えておくことは、自治会の役員や行政職員だけが考えることではなく、日頃から、ひとりひとりが考えておく必要があるのではないでしょうか。「考えておくこと」も備えのひとつです。
いざという時に役立つ知識は、日常生活の中にたくさんあります。「これは役立つな」と気づくためには、「どこかに役立ちそうなものはないかな」と思いながら見てみることも大切ですね。そしてぜひ、身近な人たちと、有益な情報を共有してください。
(わかば)