04.21
減災デザイン&プランニングコンペ 審査員賞受賞
満開の桜に迎えられるように訪れた神戸。「減災デザイン&プランニングコンペ2017」の公開プレゼンテーション&2次審査会のため、人と防災未来センターに行ってきました。ちょうど1年前、熊本地震の本震が起こった4月16日でした。
私たちがコンペに出したのは「災害時、心をつなげるマーク」ということで、「子どもがいます。」マークと、「アレルギーがあります。」マークの提案です。
結果は最優秀賞・優秀賞は逃しましたが、審査員賞をいただきました!!ありがとうございます。
思い起こせば、熊本地震発生後たくさんの方からの寄付と応援をいただき、「つながる支援パック」という乳児用の支援物資をバッグにひとまとめにしたものを、嘉島町と益城町に送りました。そのバッグには、これらのマークをつけていました。
災害の後、乳幼児連れで支援物資をもらう列に何度も並ぶことは困難です。アレルギーは見た目で分かりにくいため、みんなと同じように「食べられない」ことが「わがまま」と捉えられ、辛い思いをしたという話もあります。これらのマークを付けている人を見たら、子どもがいる家庭やアレルギーがある子どものいる家庭であることに気づき、配慮をしてほしいというものです。
1次審査通過した提案は20点ありました。これまでの災害から見えてきた課題や、解決策を考え、試行錯誤しながらも製作物として完成したものばかり。他の提案のプレゼンテーションを見ながら、「私たちにいただける賞はあるのだろうか……。」と不安が募りました(神戸まで行くからには、何らかの賞をもらおうという気持ちを持って行ったのですが、現地で怖じ気づいてしまいました)。
しかし、審査員賞を受賞でき、これまでアドバイスしてくれた方や、プロジェクトに協力してくれた方たちへの感謝の気持ちでいっぱいです。また、これからも、このマークを広めることや、「つながる支援パック」をいざという時に役立てることを目指して、活動していきます。そのためにも、まだまだ応援よろしくお願いいたします。
今回提案されたものは、5月7日(日)まで、人と防災未来センターに展示されています。お近くまで行かれる方は、ぜひお立ち寄りください。
(わかば)