2019
10.24

「ぼうさいこくたい(防災推進国民大会)2019 in 名古屋」に出展

事業:つながる支援パック

10月19日(土)、20日(日)と名古屋で「子供から大人まで防災・減災を学べる日本最大級の防災イベント」ぼうさい国体(内閣府、防災推進協議会、防災推進国民会議が主催)が開かれました。名古屋駅近くのあおなみ線ささしまライブ駅エリア一帯が会場で、ぴっぴは中京テレビビル1階が出展場所となりました。

ぼうさい国体3

台風19号が河川氾濫などで各地に被害をもたらし、名古屋でのイベントが開催されるのかと出展するぴっぴでは心配していましたが、無事に開催されました。初日は雨が降ったりやんだりのあいにくの天気でしたが、2日目は晴天でしたので、2日間で数百名が訪れてくれました。

 ぼうさい国体

 ぴっぴは、熊本地震や西日本豪雨の被災地にある子育て支援センターや避難所に支援物資として送った「つながる支援パック」、ぼうさいぴっぴのワークショップで使われる「ぴっぴ家族の減災が学べるトランプ」「防災バンダナ」「減災BOOK」などを展示し、ブースに来ていただいた方々にどんな場合に使えるのかを説明をしました。

「つながる支援パック」の“子どもがいます”、“アレルギーがあります”マークや「防災バンダナ」のイラスト“妊婦です”、“乳幼児がいます”、“アレルギーがあります”そして、“いざ というとき助け合いましょう”は子ども連れのママや家族にはインパクトがあったようで、特に“アレルギーがあります”は、『うちの子もアレルギーなのでいざという時に心配なんです』という言葉が多く聞かれ、高い関心がありました。
販促物の販売は禁止されていたため、その場で『買って帰りたいのだけれど』と言われる方々に、提供できなかったのは、啓発に使ってもらいたいNPOとしては残念でした。

ぼうさい国体2

会場全体では、様々な企業や団体の出展ブースの他、コンベンションセンターでは、セッションやワークショップが開催され、外ではテントブースの他、災害対策車両や全地形対応車と言われるレッドサラマンダー、燃料電池自動車など数多くの車両が展示されていました。

一日目夕方から、最近全国を襲った台風15号・19号の被害状況などの情報共有のための緊急セッションがコンベンションセンターで行われました。内閣府はもとより、気象庁、防災科学研究所、災害支援で活動する団体等の報告がありました。こちらもたくさんの人々が参加し、報道されていない生の現地情報もあり、これから災害支援に行くための貴重な情報も共有されました。

今回、多くの事業者や団体がいましたが、ぴっぴのように子育てに特化した団体は2団体しかなく、他でも外国人、障がい者団体など要支援が必要な団体の出展はほとんどみられませんでした。今後、こうした団体が多く参加し、災害時の困りごとや課題などが一般の人々にも共有されると、避難所でも助け合えると考えられます。今後に期待しています。

<hiro>