2017
10.10

女性のための防災プログラムトレーナー養成講座

事業:その他

10月4日(水)広島県福山市ローズコムで行われた「女性のための防災プログラムトレーナー養成講座」で、ぴっぴの防災への取組についてお話をしてきました。子育て団体が防災に取り組む理由はなぜなのか?を主に子育て支援者に向けて伝えました。

広島防災講座の様子2

ぴっぴは2006年の法人設立と共に子どもを守る地域の防災ネットワーク事業に取り組み、これまでに“ぼうさいぴっぴ”としてゲーム感覚で楽しんで防災を考えるプログラムや地震で被災した地域を実際に回ってヒアリングを行ったことをもとに製作した“減災BOOK”、“つながる支援パック”などを開発してきました。防災専門の団体ではなく子育てを中心とした団体が子どもを持つ親の視点で防災にも取り組んでいるというところが興味深いという評価をいただいているようで、あちらこちらで講座や講演の依頼を受けています。

広島県は、南海トラフに被害想定に含まれておらず、静岡県など太平洋沿岸地域の自治体の感じている危機感はもっていないと思われるものの、最近の集中豪雨などで土砂災害に対する危機意識が強いと参加者や行政の方々の話からそう感じました。

そうしたことから、ひろしまこども夢財団がこの度実施する講座では、実際に土砂災害にあった地域の女性や県、そしてコンサルタントと共に開発された“ひろしま防災Jカード”を使用して、子育て支援者に防災知識を根付かせ、実際に子育て中の世代へと広げようという意図があります。

防災Jカード

ぴっぴの取組の話の後、“ひろしま防災Jカード”を実際に使って体験し、さらに今後、この参加者が中心となって「ワークショップを行うための進め方」のワークショップが行われました。ここでは、参加者となり、そして、出た意見の板書係となって夕方まで参加者のみなさんと一部講師、一部“ひろしま防災Jカード”の体験者として共に時間を共有しました。

これまで、講師と参加者を一度に体験できる講座なんてあったでしょうか!

広島防災講座の様子1

この養成講座は、あと2回、広島県内で行われる予定でそれにも講師として行きます。地域により、危惧される災害は違います。しかし、いざという時のための備えと知識を得ておくことで、逆境に立った時に知恵を働かせることができるようになること。そして地域とのネットワーク。これを伝えることがぴっぴの防災に関わる事業の根底にあると信じて今後も活動していきたいと考えています。

<hiro>