2015
04.10

ふじのくにユニバーサルデザイン推進委員会に出席しました

事業:その他

静岡県はユニバーサルデザインにすぐれた県と言われています。
ぴっぴは子どもを持つ親の視点から意見を出すという役割で推進委員会に出席しています。今年度2回目の委員会は「ふじのくにユニバーサルデザイン大賞 表彰式」でした。
2014年度の募集では、子どもの部の応募は623点、中学生の部で640点、一般の部で473点と3部門に多数の作品が集まり、審査を経て、この委員会で表彰されることになったのです。
優秀作品が紹介されたのですが、小学生らしいものもあり、「つなみすいとりポン」は東日本大震災を受けて、子どもなりに考えたものなのだと痛く感心してしまいました。やはり年齢層が上がるにつれて、作品もすばらしいものがたくさんありました。一般大賞は「簡単、便利な洗濯ハンガー」で、手が不自由な人でも洗濯ものを干したりはずしたりできる優れたものでした。それぞれデザイン性のすばらしいもの、人の身体の機能にあったものなど、とても考えられており表彰されるにふさわしいものばかりを見せていただきました。
つなみすいとリボン.jpg
この後、県内のユニバーサルデザインを紹介するUD特派員について紹介がありました。
主にフットワークの軽い学生がユニバーサルデザインの魅力や楽しさを取材してフェイスブックで発信しています。学生の視点もとてもユニークでしたがそれぞれの世代や状況で見方は変わってきます。こうした取組は子どもを持つ世代、高齢者、障がい者などの視点で見るのとはまた違ってくるため、特派員の多様性を増やしてほしいと提案しました。
他に、UDキャンプ、出前講座など興味深い取組の紹介もあり、多様なユニバーサルデザインの表現の仕方について学んだような気がしました。
<hiro>
※UDキャンプとは、特定非営利活動法人(NPO)ユニバーサルイベント協会が開催する豊かな自然の中で、キャンプという日常生活より少し不便な環境を味わいながら、誰もがそれぞれできることとできないことがあることに気づき、お互いに対等な関係で協力しながらサポートしあうという経験を通して、一人ひとりが尊厳を持つ対等な関係としての自立・自律をめざすとともに、その輪を広げてゆくために実施しているもの。