12.12
第2回 市長と語る会
前回の2日に引き続き、8日も浜松まちづくりセンターにておこなわれました。今回は<地域一体の教育で未来の浜松をつくる>テーマ「多様なニーズを持った子どもの教育」「子どもの権利」についてでした。
12団体が事前に提出したレポートをもとに市長から質問等を受けました。これまでからすれば、こうした会合等では、市長が市民から要望や質問等を受けるわけですが、今回は逆に市長から質問を受けるという方式です。
市長が子ども第一主義とマニフェストに掲げておられる熱意を市民はしっかり見通したいという思いもあったところです。
実行委員長、アクティブの門野さんから概要説明があった後、
「多様なニーズを持った子どもの教育」について、ドリーム・フィールド、アクティブ、浜松NPOネットワークセンター、はままつ子育てネットワークぴっぴ、静岡犬猫ネットワークが、「子どもの権利」について静岡いじめを考える会、浜松登校拒否親の会、静岡コンチネンス学習会、CAPはままつ、浜松子どもとメディアリテラシー研究所、親たちのエンパワーメントフォーラム実行委員会、子ども育ちレスキューネットが市長より各質問等を受けました。
ぴっぴの場合は、阪神、中越地震の教訓をもとに要援護者となり得る多様な子どもたちを持つ親に自分の身は自分で守ることの徹底と地域とのつながりをふだんより深めておくための防災教育について提案をさせていただきました。東海大地震が来るといわれて数十年ですが、決して怠ってはならない教訓を阪神、中越など被災された地域から学んでおかなくてはならないはずです。
わずか2時間でどの団体も多くを語ることはできなかったのですが、各現状を参加者が共有しただけでも多くの成果があったことと思います。不登校、いじめなど重く緊急度の高いテーマもあり、現状の一部をその場で語ってくれた子どもたちにあらためて深く感じるところもあったことでしょう。それと同時に忘れてはならないのは、そうした現状に至る前の予防も怠ってはいけないということではないでしょうか。
今回の参加団体ばかりでなく他にも多くの団体があるわけで、決してすべての現状が語られたわけではありません。今後、官と民が解決の糸口をともに考えていこうというきっかけになったのであればこの市長と語る会は大きな成果であったといえるのではないでしょうか。 <hiro>