09.07
子どもの見る力を育てるあそび
9月7日(土)、浜松市子育て情報センター主催「父親&母親のための子育て教室」の今年度第3回目の講座を行いました。テーマは「発達が気になる子の子育て 子どもの見る力を育てよう」です。
子どもの成長と共に、親の悩みや不安はつきません。子どもが学校で、板書を写すのがうまくできなかったり、文字が上手にかけなかったりすることを、どうすればよいか途方に暮れてしまうこともあります。そういう悩みも、“見る力”が育てば子どもに変化が現れるそうです。そのために、どのようなトレーニング(ビジョントレーニングというそうです)があるのかを、具体的に学びました。
トレーニングというと、身構えてしまいますが、道具がなくてもできることや、家の中にあるもので、簡単に遊びとしてやれることを紹介してくれました。例えば、親子が向かい合い、親が片手の人差し指を向けたら、子どもがその指先に自分の人差し指をタッチする。タッチされたら、親は指先を違う場所に移動し、子どもはまたタッチする。そんな繰り返しも、「見る力」を育てるためのトレーニングになるそうです。ゆっくりやったり、早く動かしてみたり、いろいろ変化をつけても面白いですよね。いつでもどこでも簡単にできることですし、簡単にできるようになったら、少し難しいバージョンを工夫して遊ぶのもいいです。
やってみると、そんな簡単なことと思うようなことでも、思ったより難しいこともあります。また、見ているようで、しっかり捉えられていないことや、見ていても自分のからだとの連携がうまくいかない場合もあります。本来は、体を使っていろいろな遊びをすることで身につく「見る力」です。今年の夏は酷暑だったので、外で思い切り遊ぶ機会が減ってしまったかもしれませんが、こういう時こそ、ビジョントレーニングを少しでも知っていると、子どもの育ちの手助けになるのだと実感できた参加者も多かったようです。
後半の親子で遊んでみる時間は、かなり盛り上がりました。いずれにしても、楽しく遊ぶことが、子どものさまざまな力を育てていくことにつながるので、子どもにとって、遊ぶがいかに大切かということを、再確認した2時間となりました。
次回の「父親&母親のための子育て教室」は、10月5日(土)に「子育てと仕事両立支援 みんなはどうしているの?子育てと仕事の両立生活」を開催予定です。現在、参加申し込み受付中です。
詳細はこちらをご覧のうえ、お申し込みください。
(わかば)