2011
02.15

プレパパ&プレママのための子育て教室

事業:子育て教室

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妊婦のみなさん、あかちゃんを迎える準備のためにパートナーとコミュニケーションをとっていますか?
2月6日(日)浜松市子育て情報センターで、講師に助産師 山田美由貴さんを迎えて「プレパパ&プレママのための子育て教室~子育てするために周囲とのコミュニケーションが大切~」を行いました。1か月後にあかちゃん誕生という3月出産予定の妊婦さんから、出産にはまだ余裕がある8月出産の妊婦さんとそのパートナーがペアで参加してくれました。
また、突然でしたが、NHKの取材が入りました。講座終了後、10分後にはニュースでこの講座の模様が流れるということで、なんともスピーディな放送状況でしたのでビデオ予約などできなかった参加者が多かったと思います。(残念!)
さて、肝心の内容ですが、心の準備、環境の準備、エクササイズ、そして社会とのつながりというものでした。
山田さんの話の中には、専門家であり、出産経験者(4人のお子さんのママだそうです)である先輩として、残して置きたいキーワードがいくつもちりばめられていました。その中でも「生まれてから、親も心が育っていく」「育ち合う努力をしなければ親になれない」などがありました。親自身も、子どもが生まれたからといってすぐに親にはなれません。初めての経験に子育てをしながら「親の気持ちを体験させてもらう」ということが必要なのですね。
さらにコミュニケーションについては、夫婦であっても考え方や感じ方は違うので、子育てに限らず【言葉で伝える】ということを言われていました。たしかに「あ、うん」の関係を求めるのは、どんなに仲が良いと自負していても時と場合によっては、勘違いになることは往々にしてあるものです。
パートナーには、この場合はプレパパですが、山田さんは「生活力をつける」ことが重要だと言っています。ごはんひとつ炊飯器で炊くにも、言われたことだけをやるのではなく、場面ごとに必要に応じた量を自身で、おしはかって設定することが重要である、それが生活する力なのだと。
この講座、話だけで終わらず、夫婦でコミュニケーションをとりながらできるエクササイズまでありました。ネコのポーズなどのいくつかのポーズをゆっくりやるのですが、さすがここは浜松。「きついら~!(きついでしょ)」と遠州弁が講師からも飛んできます。会場がなごやかになりました。
最後に社会とのつながりで、いかに浜松の妊婦に対する支援体制が厚いかや子育て支援における情報提供などがありました。2時間の講座はあっという間に終了しました。
今回、コミュニケーションというテーマで講座を設定。あかちゃんが生まれてからの沐浴講座のような実践講座とはあえて差別化しました。パートナーとのコミュニケーションは今後の育児についても重要です。予期しなかったうつ(ホルモン等のバランスからくるものなど)で気分がよくなかったり、体調不良のときに相談できる場所や病院など、転ばぬ先の杖で知っておくことも意外と後から役に立つものです。今後も続けていきますので、ぜひ、参加してください。(ぴっぴ)
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