2010
11.29

中学生が総合学習で来訪

訪問

11月22日(月)、あいにくの雨の中、市内の中学生6名が、子育て情報センターの見学・ヒアリングに来ました。
総合学習の一環として、少子高齢化について調べているそうです。
こちらに来る前に、市役所を訪問して、浜松市の子育ての施策についても聞いてきたとのこと。
いくつかの質問を用意して来てくれましたが、その中のひとつに、
中学生 「少子化対策のために中学生ができることってなんですか?」
私  「そうねぇ。何だと思う?」
中学生 「……」
私 「市役所で聞いたこと、ここで聞いたことをヒントに考えてね!」
確かに、少子化の原因としては、
・女性が社会で活躍するようになって、晩婚化が進んだり、子どもを産まない女性が増えたりしていること
・子ども一人にかかるお金がかかるため、たくさんの子どもを産むのは経済的に不安がありためらってしまうこと
・核家族化が進み、とくに母親にかかる子育ての負担感が大きくなってしまっていること
などが、一般的に挙げられています。
じゃあ、この中で中学生に今すぐ何ができるかと言われても難しいかもしれません。
自分とは直接関係がないことには、どうしても無関心になってしまうのだけれども、こうやって総合学習のテーマとして興味をもって調べていくこと、誰かに伝えていくこと自体が、中学生にできることなのだと思います。

中学生が総合学習で来訪

施設見学の際には、託児中の子どもたちの様子をドア越しにのぞき、「かわいい~!」と言って、しばし立ち止まって見ていた彼女たち。
この「かわいい~!」も実はすごく大事なキーワードで、本来子どもはかわいいのです。
でも育児の大変さ、経済的なこと、自分のキャリアや時間が犠牲になってしまうことなどの不安が、「かわいい~!」を見えなくしてしまっているのかもしれません。
不安要素に邪魔されることなく、子どもがいる喜びが実感でき、「子どもを産みたい」、「もう一人欲しい」となっていくといいですね。
彼女たちは、中学3年生だそうで、これから受験に向けて本格的な勉強をしていく時期。
総合学習のまとめも、受験勉強も、大変だけれども頑張ってね!

はっぴー☆